48)牛蒡子に含まれるアルクチゲニンはがんの温熱療法の効果を高める

図:牛蒡(ゴボウ)はキク科の植物で根は食用に供される。果実(種子)は牛蒡子(ゴボウシ)と呼ばれ、抗炎症作用や解毒作用が利用される。その活性成分はアルクチイン(arctiin)やアルクチゲニン(arctigenin)などのリグナン誘導体と考えられている。48)牛蒡子に含まれるアルクチゲニンはがんの温熱療法の効果を高める 牛蒡子(ゴボウシ)はキク科(Compositae)のゴボウArctium lap . . . 本文を読む
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47)がん性悪液質に対する漢方治療

図:がん組織を構成するがん細胞や炎症細胞から産生される様々に物質によって悪液質が引き起こされる。悪液質の個々の症状に対応する治療薬と、悪液質を引き起こしている原因を抑える治療薬を組み合わせることによって、悪液質を改善する漢方薬を作成することができる。47)がん性悪液質に対する漢方治療【悪液質を改善すると延命効果がある】 悪液質というのは、慢性疾患の経過中に起こる主として栄養失調に基づく病 . . . 本文を読む
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46)ストレスによる免疫力低下を改善する漢方治療

図:精神的ストレス(①)は脳の視床下部-脳下垂体系を介して、副腎皮質からステロイドホルモンを分泌し(②)、交感神経が刺激されて過緊張状態になる(③)。不安や心配は睡眠を悪くし、交感神経緊張は消化管機能を低下し、食欲が低下する(④)。副腎皮質ホルモンは抗ストレス作用があるが、副腎皮質ホルモンは免疫細胞のリンパ球を死滅し、マクロファージの貪食能も低下させ、免疫細胞の機能は低下する(⑤)。交感神経過緊張 . . . 本文を読む
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45)竜葵(リュウキ)に含まれるSolamargineの抗がん作用

図:イヌホオズキはナス科の一年草。茎の高さは30~90cm。葉は広卵形。夏に小さい白花を数個つける。果実は球形の液果で、黒豆大、熟すと黒色になる。世界の温・熱帯に広く分布する。有毒なアルカロイドを含み、その薬理効果を利用して、抗炎症作用や抗がん作用の目的で漢方治療に使用される。生薬名は竜葵(リュウキ) 45)竜葵(リュウキ)に含まれるSolamargineの抗がん作用 ナス科の植物の中には有毒 . . . 本文を読む
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44)肝硬変・肝臓がんに対する漢方治療

図:肝炎ウイルスの感染も炎症反応も肝臓全体に起こっているので、肝臓がんが発生するリスクは肝臓全体に及んでおり、肝臓がんの発生は「多中心性」である。したがって、1個のがんをつぶしても、残った肝臓に第2、第3の肝臓がんが発生してくる可能性がある。 44)肝硬変・肝臓がんに対する漢方治療 肝臓に肝炎ウイルスが感染して炎症を引き起こす病気がウイルス性肝炎です。肝炎が長く持続(慢性化という)している状態 . . . 本文を読む
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43)がんの標準治療の欠点

図:がんの3大治療(手術、抗がん剤、放射線)は様々な副作用を起こし、体の防御力(抗がん力)を低下させて再発や転移を促進する。43)がんの標準治療の欠点 西洋医学のがん治療はがん細胞を攻撃することに焦点を当てています。しかしながら、がん細胞を攻撃する治療は体の免疫力や体力を犠牲にするという欠点があります。がん細胞を攻撃するだけでは片手落ちであり、体の治癒力や抵抗力にも目を向けたがん治療も必要です。 . . . 本文を読む
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