264)乳がん治療と骨粗鬆症

図:破骨細胞が古くなった骨を溶かし(骨吸収)、骨芽細胞が新しい骨を作る(骨形成)ことによって、骨は新陳代謝を行っており、これを骨のリモデリング(再構築)と言う。エストロゲンは破骨細胞の働きを抑え、骨芽細胞の働きを促進するので、骨量を増やす作用がある。乳がん患者では、抗がん剤治療によって卵巣機能が低下してエストロゲンの産生が減少し、さらにアロマターゼ阻害剤を使用しているとエストロゲンの産生はさらに低 . . . 本文を読む
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263)ビタミンDの抗がん作用

図:食事やサプリメントで摂取されるビタミンD、ならびに皮膚への紫外線(HV-B)照射で生成されるビタミンDは、肝臓で25(OH)ビタミンDに変換され、腎臓で活性型ビタミンDである1,25(OH)ビタミンDになる。活性型ビタミンDは、細胞膜のビタミンD受容体を介して細胞内に入り、DNAの特定の部位に結合して遺伝子発現を制御することによって細胞の働きを調節する。ビタミンDは骨形成だけでなく、がんや心臓 . . . 本文を読む
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262)感染症に対する抵抗力を総合的に高める漢方治療

図:感染症に対する体の抵抗力を高めるためには、免疫細胞を活性化するベータグルカンのサプリメントだけでは不十分。漢方治療は、生薬に豊富に含まれるベータグルカンの免疫細胞活性化に加えて、栄養状態や血液循環や諸臓器の働きを良くして免疫力が高まる状態を作り、さらに皮膚や粘膜のバリヤーを強化し、抗菌作用を持った成分の働きも加わって、総合的に抵抗力を高める。これが感染症に対する抵抗力を高める上で、ベータグル . . . 本文を読む
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261)がん治療におけるNF-κB活性阻害の2面性

図:NF-κB(Nuclear Factor-κB)は細胞質に存在し、IκB(Inhibitor of κB)と呼ばれる制御蛋白質と複合体を形成している。炎症性刺激や酸化ストレスはIκBキナーゼ(IKK)を活性化してIκBをリン酸化し、さらにユビキチンが結合してプロテアソームで分解される。IκBが外れるとNF-κB分子内の核内移行シグナルが露出してNF-κBは核に移行し、目的遺伝子の転写を行う。 . . . 本文を読む
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