私とピアノと、日常と…

30年ぶりに再会したピアノや、日々を見つめるための日記みたいなものです。

2018.6.26レッスン…修羅場をくぐる

2018-06-26 23:22:40 | ピアノレッスン
やっと先生に会えました( ;∀;)
さっそくコンペの講評を見ていただきました。
採点を見て「お、すごいね。」先生の予想よりも点数が高かったみたいです。
講評を読みながら、ふむふむと納得の表情で…「じゃ、弾いてみましょう~。」

こんな感じかな~?と自分なりに悩んで考えたままを弾きました。
先生「うん、良くなってるじゃない(^^)」もしかして褒められた!?
実は、前回のレッスンでは「ま、良いんじゃない?」という反応…。
勇気づけの言葉かけはしてくれましたが、きっと、これが本音…、真摯に受け止めなければと思っていました。
なので、嬉しかった(・∀・)
先生「修羅場をくぐってきただけあるわ。」
ん?

まず、冒頭の第一音から「肩が上がっている」
脱力には注意を払っていましたが、全然、気が付かなかった。なかなか自分の望む音が出なかった理由が分かりました。
他にも不得意な所や緊張する場面で肩が上がる傾向がある。こういう所で力が入る。
脱力…まだまだです。

左が汚くならないように、ペダルの使い方、音量を小さくするなど…本番で弾く大きなグランドピアノ対策も兼ねて指導がありました。
やはりキーポイントは左手とペダル!
音が浮く原因も左手が多い。

右手のアルペジオは本番までメトロノーム練習をすること。
半音階で下降する所は音が浮かないように。

ハーモニーを良く聴くこと。メロディーの流れを途切らせない。

まさに最終段階といったところ。
3月の発表会から約3か月…どこまで仕上げられるか?と思って取り組んできました。
こんなに1曲に集中したのは初めてかも?

最後に再び「やっぱり、修羅場をくぐってきただけある。」と先生。
厳しい所に自分を置くこと。これが上達の極意らしい。

過去のツェルニー登場。

2018-06-22 22:51:11 | ピアノ
先日、新品のスタインウェイを弾いてきました。
今年最後の本番で弾く予定のピアノです。
音は綺麗でしたが、前のピアノよりも低音が良く響く感じがしました。
でも、何か、左が汚い…音がまとまらない感じ…、左右のバランスがうまくいかない。
コンペの講評でも指摘されましたが、私は左手が汚く聴こえてしまう傾向があります。常にN先生にも指摘されてきました。

やばい…。レッスンはまだ先です。
左手を綺麗に響かせるにはどうしたら良いのか?また、再び左手なのか~(/_;)
前にやった左手だけの練習をしてみる。う~ん(*_*)
気が付くと、ツェルニー30番を取り出していました。

指が鍵盤に触れてから打鍵して、手や腕の重みを移しながら、レガートで弾く練習をゆっくりとやってみました。
驚いたのは、2番の左手、バスを保持しながらの「ドミソ、ドミソ…」の伴奏。
つ、疲れる…。力が入ってる。良く見ると小指のつけ根の関節が潰れてる?弱いんだ…。初めて気が付きました。

少し練習してからベートーヴェンを弾くと、何か弾きやすくなってる気がする。
たぶん、手や手首の使い方と打鍵の角度が少し変わったからだと思うのですが…、次回のレッスンで先生に聞いてみよ。

その後、ツェルニー40番も登場し、良くぞ、この曲集をやり終えたなと自分に涙が出そうになったところで…(嘘です)
こうして、必要だと思われる箇所を抜粋して練習するのってけっこう効果あると思います。
大事なスケールやアルペジオ…ハノンって単調なのでどうしても長続きしなくて、ツェルニーは一応曲なので細切れでも私には向いていると思います。

ベートーヴェンらしい深い打鍵って何だ?鍵盤の底に触れるって?
ppなのに音が浮かないように弾くってどうするの?
そんな疑問の一部は基礎練習が答えてくれるような気がするのですが、どうでしょうね。
今さらですけど、最後のあがき、やってます。

今年3回目の本番

2018-06-17 07:42:46 | 発表会その他
初めて、ピティナのコンペティションに参加してきました。
私ってすごい緊張性だってことをまたしても実感しました。
まず、当日、家で練習していたら左手の小指のつけ根の筋肉がつった!小指がピーンと伸びたまま弾く練習にはなりましたが…、痛かった。
(ピアノを弾いていて手がつったのは初めて。)
そして、家を出て忘れ物に気付き急いで戻ろうとした時、足を取られて道端でばったりと派手に転んだ!
あまりに派手だったので車から見ていた人が降りてきて「大丈夫ですか!!」両膝を擦りむき、胸を打ってちょっと苦しくて動けなかった。情けない…。
でも、手は何とか無事だったのが不幸中の幸い?気持ちは思い切り動揺して緊張感が薄れたのも幸い?テンションは相当下がったけど…。

前置きが長くなりました。
前回のステップよりはましに弾けました。もちろんミスりましたが止まることも弾きなおすこともなく、何とか音を聴きながら弾けたと思います。
手の震えもましだったけど、震えている手を見るとどうしても「きゃー(*_*)」なので、なるべく見ないようにしてました。
結果は支部奨励賞と地区予選入選証書をいただきました。
地区予選入選証書というのは評点が平均7.0以上だともらえるみたい。私は意外にも平均8.1でした。

審査員は5名の方々、その講評は貴重なものでした。
良い点:音が美しい、響きが明るくのびやか、脱力が上手に出来ている、丁寧な演奏など。
足りない点:タッチの変化が必要、もう少し打鍵を深く(ヴェートーベンのタッチ)、キー底まで確実に指先を入れたい(音が浮いて聴こえる所がある)
      体幹をしっかり支え作って上半身を重力にまかせてすとんと落としてみる、肩を上げない。
      最初の出だしの拍感を大切に。安定したテンポの中で表現できるように。前に進んでいくエネルギーが欲しい。
      ベートーヴェンの後期のソナタの構築感をよりはっきりと表現する、表現が一本調子になってしまう点がある。
      どこが曲の山場なのか?フレーズのまとまりごとのメリハリを大げさなくらいに表現してみる。曲の輪郭をはっきりと。

この中で一番良い評点を付けていただいた審査員の方のコメントが心に残りました。
「まず、何故、あなたがこの選曲をなさったのかなということを考えました。審査員は、特にグランミューズの方にはそういった背景も奏者の音から把握しなければなりません。テンポは一般的なものより若干遅めでしたが、音楽として成立していました。テクニカルの部分よりも精神性の面で、今日、私は採点するべきと考えています。これが音楽の素晴らしさの一つでもあります。」 

本当にコンペを受けて良かったです。すごい収穫だったと思います。

まだ、膝はヒリヒリするけど…。     

2018.6.11レッスン…前蓋開ける。

2018-06-16 21:36:06 | ピアノレッスン
先生に家で前蓋を開けて練習していることをお伝えし、mfとfの違いや、どこまで大きい音が出るのか、分からないとお話したところ…。
「じゃ~、蓋を開けましょう。」
えっ、ボストンの蓋を開けてレッスン!?
う、嬉しいわー、何て良い音なんだ、贅沢だ~(*^。^*)
先生「感じてごらん。」

だけど、やっぱり上手く弾けません。
先生「どれ、私が弾いてみる。」と、お手本で弾いてくださいました。
しかも楽譜なし、さすが耳が良いのですね。他にもチャイコフスキーなど弾いていただき、贅沢だったな~。

一音一音を大切に、音のコントロールをする、メロディーをつなげる、音を向こうに飛ばすように、力まない、楽譜のダイナミックレンジを理解する、ペダルは濁らせない!
などなど…、てんこ盛り(´-ω-`)
究極は辛いけど、ゆ~っくり弾いて練習する。通して弾くと死ぬ(?)ので、区切って練習すると良いとのこと。
これ、有名なピアニストもやっている方法なんだそうです。

はぁー、何か振り出しに戻った気分。
だって、音色が全然、分かっていなかったってことでしょ。
でも、新たな挑戦をしたからこそ気付けた課題、良かったと思う。

ホールのピアノに慣れるつもりで。

2018-06-10 17:06:59 | ピアノ
先日、調律師さんに来ていただきました。
調律の後、舞台の練習にベートーヴェンを聴いていただきました。
弾き始めてすぐに、調律師さんの椅子の位置を間違えたと思いました。
至近距離の真横…、後ろにしとけば良かった~。緊張感が倍増?顔が真っ赤になった。
これもまた、良い練習だったです。

演奏後に感想をお聞きすると…。
防音装置を取り付けた響きを抑えたピアノでいつも練習しているので、ダイナミックレンジというのが足りないと指摘を受けました。
ようするに音の強弱の幅が足りないのだそうです。
ということで、ピアノの手前の蓋を開けて弾いてみました。
冒頭のPの第一音…いつも通りに弾いたら、音の大きさに「うわっ!」って思わず声が出た。
まず、力の加減が分からない、耳が慣れていないことに気付く(゚д゚)!
変な音、音量に聴こえてしまう。「大丈夫なんですか?」
調律師さんにとっては普通の音らしく「全然、問題ないです。」

このアドバイスを受けて、時々、前の蓋を開けて練習をすることにしました。
といっても、苦情が出ないように1曲通す程度の短時間で…。(これが一番の問題なのだ。)
少し慣れてきたように思いますが、fはさすがに周りが気になって控えめになる…。
ppやpはあまり気を遣わずに弾けるので、良い練習になっていると思います。

調律師さんに聴いていただいて本当に良かった!感謝です。

2018.6.2レッスン…音価の不思議

2018-06-03 15:04:43 | ピアノレッスン
ベートーヴェンピアノソナタ31番第1楽章。
冒頭の4小節をもう一度、見直す。
私自身もまだ迷いがあって、どう弾いていいやら分かりません。テンポ感の中で歌うって、どういうこと?
先生「最初の和音をしっかりカウントして弾くこと。そしたら次の音から流れでちゃんと弾けるから。」
さっき通して弾いた時、2小節目の2分音符の長さが少し足りなかったんだそうです。
私としては最初の音も数えてたつもりだったし、2分音符も気を付けていたつもりだったので意外でした。
先生のおっしゃるように最初の音をカウントして音価に注意して弾いたら、次からスムーズに流れが出来たと思います。
2分音符もきっちり弾けました。不思議…。
魔法の様?と言ったら大げさかもしれませんが、音価って大事なんですね。

三拍子については…。
先生「だいぶ良くなってきたじゃない。」
日本語で「イチと~、ニイと~…」の「と~」は、英語にすると「and」
「1and、2and…」となる。どちらかというと「and」を強調する感じでカウントするんだそうです。
ヨーロッパのどの言語もだいたいそうらしい。日本語だとちょっと「と~」が控えめかも?。(先生の説、ごく最近の発見らしい。)
別にアクセントをつける訳ではなく、大事に弾くこと。
3拍目から次の1拍目にスラーが付いているつもりで弾くと良いとのこと。

さて、再び、緊張で手が震えるお話。
震えるのは当たり前と考えて、それでも大丈夫、弾ける。(らしい)
震えても弾けるように日頃からの練習が大事。
緊張する場面で弾く機会を工夫して多くする。ようするに場数ですね。
先生「とにかく最後は気持ちなのよ!」
やっぱり精神論になるんですね~(´-ω-`)