再開 私の色

 私の人生観を述べてみます

再開 私の色(5776)

2024-03-16 19:22:58 | Weblog
 今日(2024年3月16日)は、大阪弁護士会が主催する映画「福田村事件」を見てきた。テーマは「ヘイトクライムを阻止するために何ができるか」で、映画をつくった森達也監督などと、上映後トークショーがあった。

 福田村事件については、以下ウイキペディアから。

 「福田村事件(ふくだむらじけん)は、1923年(大正12年)9月6日、関東大震災後の混乱および流言蜚語が生み出した社会不安の中で、香川県からの薬の行商団(配置薬販売業者)15名が千葉県東葛飾郡福田村(現在の野田市)三ツ堀で地元の福田村および田中村(現柏市)それぞれの自警団に暴行され、9名が殺害された事件である」

 関東大震災が起きた時、朝鮮人に対するデマが広がり、警察をはじめ、自衛団が多数の朝鮮人をはじめ、中国人、日本人も殺害された。

 当時の政府、軍隊などのからの通達などは、偏見に満ちており、日本にいる朝鮮人らを抹殺しようとしていた。背景には、日本の植民地支配に対する独立を求める運動があり、1919年3月ソウルで起きたデモ行進が韓国全土に広がった(三・一独立運動)。当時の日本政府などはそれを恐れていた。

 福田村の人たちが虐殺されてのは、彼らに対して朝鮮人が発音しにくい言葉選び、言わせたりしていた。警察、自警団らは、明らかに偏見があり、朝鮮人らは殺害してもいい、と理解していたようだ。しかし、真実は福田村の人たちは日本人であった。映画で、朝鮮人だったら殺してもいいのか、という言葉があったが、何人であっても、罪のない人を殺害してはいけない。

 当時は、国や警察など権力のあるものたちに、一般の人たちは支配されており、抵抗することはできなかった状況に追い込まれていた。戦争中も同様である。

 この映画を見て、私は人の意見などは聞くが、それをうのみにしないこと、民主主義の多数意見でも、納得しない意見には反対しなくてはいけない。つまり、自分の意見を持つ。それを守るためには「命がけ」になる場合もある。

 安易に流れてはいけない。自分の信念を持ち、考えを明確にすることだ。

 今日は久しぶりにいい時間を過ごせた。

 
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