調律の済んだスタインウェイを
舞台に置いて、ブーニンは
リハーサルをどんどん始めていました
その舞台の袖で、中継スタッフは
打ち合わせを重ねていました
ブーニンのリハーサルがあまりにも
熱心に繰り返しているので
プロデューサーに、どうしてと聞くと
最近、一寸ミスタッチが出るようになったので
と云っていました。私にはわかりません
ショパン国際ピアノコンクール(ワルシャワ)で
19歳だった、ブーニンは圧倒的な優勝を飾りました
ブーニンの演奏は、ショパンの作品を
メリハリを利かせてグイグイ弾いていくスタイルは
それまでの主流派と異なり、異端と云われていました。
そのピアノコンクールの様子が日本で放映されて
「ブーニン・フィーバー」となりました
いままで、ショパンの作品の演奏は,静かで優雅な
スタイルで演奏されていました。
病弱だつたショパンにとっては、静かで優雅な演奏より
力強く,生命感溢れる演奏スタイルが相応しいのでは
ないか…と云われるようになってきました。
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