香里団地の思い出を追いかけていると
元気だった親父と二人でカメラをもって
出かけたことを思い出しました
親父がある日、「行こう…」というので
ついていきました。
家を出て東を見ると大文字の送り火の
如意ヶ嶽が目の前に見えます
親父はずんずん東の方へ歩いて行きます
まず銀閣寺へ入りました
… … …
親父のカメラは、ローライコードⅢ型
レンズはF3、5、75㍉、クスナー(シュナイダー)で
私は、バルナック・ライカDⅢ、F3、5、50㍉
コーテッド・エルマー(沈胴型)でした
… … …
銀閣寺で撮りおわった親父は、
隣の法然院(ほうねんいん)へ
行こうと、歩いて行きます
法然院を出て西へ向かうと
哲学の道へでます。
哲学者、西田幾太郎がよく
散策したので、名付けられたそうです
哲学の道は、疏水の横の細い道(地道)で
静かな風景でした。
人出で身動きの出来ない今の
京都からは想像できない静かさでした
杜撰な私にも記憶がよみがえりました。
戦争が激しくなる前です。疎水沿いに知り合いの別荘があり 幾度か親に連れられて訪問しました。
大阪のコンクリートに覆われた町から 一辺に緑豊かで手入れの利いたお庭を拝見。まだ国民学校の低学年にも「いいなぁ」。
疎水 おっしゃる通り地道でした。それに 轟々と水量ゆたかな流れが恐ろしかった記憶があります。
資料的価値もある写真。有難うございます。