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研究や教育等の記事を書いています。掲載内容は個人的見解であり、群馬県立女子大学の立場や意見を代表するものではありません。

国際安全保障学会での報告

2016年12月06日 | 研究活動
国際安全保障学会(2016年度年次大会)@大阪大学で発表してきました。大きな学会での報告は久しぶりです。

部会④抑止理論再考において、私が設定したテーマは、「拡大抑止における信憑性の神話」です。不確実性の高いアナーキーにおいて、拡大抑止のシグナルは、その成否をあまり左右しないという仮説を「シリア紛争におけるレッドライン」(最適合事例)と「朝鮮戦争」(事例内過程追跡)により検証しました。

私以外の部会の登壇者は、道下徳成氏(政策研究大学院大学)、栗崎周平氏(早稲田大学)と豪華な顔ぶれでした。司会は、『現代国際関係入門』(ミネルヴァ書房)でご一緒させていただいた竹内俊隆氏(大阪大学)、討論者は旧知の八木直人氏(海上自衛隊幹部学校)でした。



私の拙い発表に対しては、司会や討論者の先生やフロアーの方からも、たくさんのコメントや質問をいただきました。あらためてお礼申し上げます。また、学科運営に携わった方々にも、謝意を表します。別の学会ですが、私もかつて研究大会の運営の仕事をしたことがありますので、これがどれほど大変な作業なのかは理解しているつもりです。

ネット時代ならではと感じたのは、竹内氏と直接お会いするのが初めてだったにもかかわらず、そんな感じが全くしなかったことです。『現代国際関係入門』に共著者として参加させていただいた際、編者の竹内氏とは、原稿などの関するメールのやり取りを何度も行い、その後も、何度か連絡を取り合っていたいたからでしょう。とても不思議な感覚でした。

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