野口和彦(県女)のブログへようこそ

研究や教育等の記事を書いています。掲載内容は個人的見解であり、群馬県立女子大学の立場や意見を代表するものではありません。

バッジテスト種目の大改訂

2013年09月24日 | スポーツ
全日本スキー連盟(SAJ)が実施している、バッジテストの検定内容が、2013-14シーズンにおいて、大幅に改訂されるそうです。私が所属する連盟からいただいた報告によれば、1級も2級も、ビックリするような変更が行われています。新しいバッジテストの種目は以下の通りです。

1級(4種目)
・基礎パラレルターン・小回り
・パラレルターン・大回り(中斜面・ナチュラル)
・パラレルターン・小回り(中急斜面・不整地)
・横滑り

なんと、1級に「横滑り」が「復活」しているのです(私が20年以上前に1級を取得した時に実施されていた種目です!)。それよりも驚きなのは、総合滑降(フリー)が廃止されていることです。

2級(3種目)
・基礎パラレルターン・小回り
・パラレルターン・大回り
・シュテムターン

ここでも、驚くことに「シュテムターン」が復活しているのです。これも私が2級をとった時に実施されていた種目です。

私は昨シーズンあたりから、スキーが「原点回帰」(外足荷重や「ずらし」の重要性の見直し)しているように感じていたのですが、単なる気のせいではなかったようです。基礎スキーの技術を検定するバッジテストが、1部の種目とは言え、昔に戻っているのですから。

とはいえ、1級や2級を目指すスキーヤーは戸惑うでしょうね。「基礎パラレルターン・小回り」なるものが、一体、どのようなものなのかも、現時点では、よくわかりません。いずれにせよ、日本の基礎スキーが、大きな転換期(「回帰」の時期?)を迎えていることは、確かなようです。

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