観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

秋も終盤・・・

2017-11-17 20:22:37 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間11時09分 潮位 82cm
今日の満潮時間17時01分 潮位235cm

 

急に冷え込むようになりましたね。明日は雨の予報ですし、さらに寒くなりそうとのこと。みなさま、体調を崩さないようお気を付けください。

今日の庄内川河口は昨日のように風がビュービュー吹くことはなかったですが、寒い日でした。もう11月も後半に入り、秋も終盤に入っているのを感じます。

しかし、お天気が良かったためか、バードウォッチャーや俳句を詠みに来たグループなど、来館者は比較的多い日でした。

 

野鳥観察館のすぐ前で観察できたカンムリカイツブリ↓。泳ぎが得意で、一旦潜るとしばらく水面に出て来ず、かなり離れた場所から出てくることもあるので驚きます。

昨日あたりから、ヒドリガモの群れが野鳥観察館前の芝生の上に上がって、クローバーなどの草をついばんでいる姿がよく観察できています。

 

稲永公園内で観察できたジョウビタキのメス↓。オスの姿も観察できました。

メジロの姿もありました。

さらに、久しぶりにヤマガラが野鳥観察館前の水たまりにやって来たのを観察できました。最近も公園の松林でヤマガラの鳴き声がよく聞こえていていたのですが、姿をしっかり見たのは本当に久しぶりです。

この他、野鳥観察館の周辺の松林では、キクイタダキも観察できたそうです。

 

そして、今日は野跡コミュニティセンターで行われた「野跡ふれあいサロン」で、稲永ビジターセンターのスタッフと一緒にお話しをしてきました。

野跡ふれあいサロンは、地域住民のボランティアの方が、地域の住民の方の健康づくりや生きがいづくりを目的として、毎週金曜日の午後に行っているサロンで、地域の方がたくさん集まる場となっています。

稲永ビジターセンターと野鳥観察館のスタッフは、このサロンで年3~4回、藤前干潟の生きものなどのお話をしています。

今日は、稲永公園の秋を感じてもらうために「どんぐりと松ぼっくり」のお話などをしました。

最初は「どんぐりころころ~」の歌をみなさんと歌って始めました。ちなみに、今日のサロンに集まった方は30名ほどでした。

その後、スタッフが予め稲永公園で拾って持って行ったいろいろなどんぐりを見比べてもらい、形の違いなどを知ってもらいました。今回、持って行ったどんぐりは、クヌギ、マテバシイ、コナラ、アラカシ、ウバメガシの5種類でしたが、この中でマテバシイはそのままでもあまり渋くなく、食べられるどんぐりということで、希望者の方には(ほぼ全員でしたが)殻を割って、少量を味見してもらいました。少し渋いとおっしゃる方も数名いましたが、味がなかなかと好評だったのは意外でした。

このどんぐりを好んで食べる鳥として、藤前干潟にもたまに飛来するカモの仲間であるオシドリの紹介をした後は・・・、

松ぼっくりでクリスマスツリーを作りました。

予め先端を白色に塗っておいた松ぼっくりに、皆さんに接着剤でビーズをつけてもらい、かわいいクリスマスツリーができました。

そして、どんぐりの歌ではじめた今回のサロンは、最後に「松ぼっくりがあったとさぁ~」という松ぼっくりの歌を歌っておしまいとしました。

皆さんに喜んでもらえたようで私たちも嬉しく思いましたし、次回のふれあいサロンにもできるだけ楽しいお話を用意して伺いたいと思っています。

 

昨日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ18、カワウ814、ダイサギ9、コサギ16、アオサギ36、マガモ102、カルガモ25、コガモ114、ヒドリガモ39、オナガガモ1,151、ハシビロガモ9、ホシハジロ15、キンクロハジロ48、スズガモ545、ミサゴ31、トビ1、ハイタカ1、ハヤブサ1、シロチドリ57、ダイゼン61、ハマシギ782、オバシギ1、アオアシシギ2、ダイシャクシギ1、ユリカモメ61、セグロカモメ16、オオセグロカモメ1、ウミネコ57、ズグロカモメ7

※昨日はハイタカが観察できました。また、火曜日からダイシャクシギが再び観察できています。

↓の写真は12日(日)に観察されたオオタカの若い個体。写真は地元のHさんに提供いただきました。

 

明日の干潮時間11時43分 潮位 84cm
明日の満潮時間17時29分 潮位236cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする