岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「みちのく潮風トレイル ③」

2023-02-26 15:17:53 | いなか暮し

 風は冷たいが確実に春が近づいている、田んぼや畑の仕事が忙しくなる前に、みたびの「‥潮風トレイル」、今回は一日県内乗り放題の「JRいわてホリデーパス」2500円を利用して、日帰り列車旅も楽しむ計画、前回に続くべく釜石で乗り換え三陸鉄道「鵜住居」下車、45号線、片岸で早立ちの今朝飲み損ねたコーヒーをコンビニで一杯、元気をつけて231号を半島の海沿いにコースを取る、右手の海は明るい春の日差しを浴びてキラキラ輝いている、山手にはもう咲き終わったのだろうか色あせた椿が所々に見えている。
 大槌の大きな津波防波堤を過ぎて、港、魚市場付近からは蓬莱島が見えている。
 正午を知らせる放送塔の音楽はあの「ひょっこりひょうたん島」の軽快な音楽が聴きながら、赤浜集落から峠を越えて、吉里吉里海岸、明るい海を眺めながら遅いおにぎり昼食
 さらに歩き続けて、やがて波板海岸に着いた。胸が痛むような紺碧の海、白い波、沖ではもうサーフインを楽しむ姿も見えた。 右手奥は「三陸花ホテルはまぎく」手前左は震災後に植林された松がいっぱい育っている、背丈も3、4㍍になって、いつの日かあの松林が戻ってくることだろう。

 今日のトレイルは早め切り上げて、14時半には三陸鉄道リアス線に乗車、宮古に向かう。可愛いい絵が描かれた一両編成の列車は土曜とあって観光客らしい人たちが多い、立ち上がっては右手に春の日差しを浴びて明るい海をスモホで撮っている。
 宮古で山田線乗り換える、考えてみら山田線全線乗るのは初めてかもしれない、いつもは106号線車利用だから。
 昔々、山田線を舞台の映画があった、三国連太郎主演の「大いなる旅路」映画全盛のころ、当時話題の大作だったがもう60年前の作品だろうか・・・
 そんなことを思い出していたら列車が急に徐行を始めた、そして「警笛」何事・・・、あまり大きくもない鹿が一頭、いたずらもするけど可愛い顔をして列車のほうを振り向いていた。
 いつか登った兜明神岳が暗くなった空にわずかに見られたころから雪が降りだした。
 列車も雪煙を上げて走っている。山田線2時間余り、やがて盛岡、東北本線に乗り次いで我が家に向かう。
 今日の潮風トレイル、歩きを楽しむより列車旅にいろいろの発見がある一日だった。

 今日の集計、列車の走行、計316㌔、今日の歩いた歩数27000歩、20kmに満たない。挑戦3回で累計50㌔くらい、全コース1000㌔ 残り950㌔ ゴールはまだまだ遠い・・・・

 

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「・・潮風トレイル」

2023-02-17 13:40:49 | いなか暮し

みちのく潮風トレイルは青森の八戸から福島、相馬までの4県1000㎞を超す超ロングトレイルだという。
 去年、北の始まり、八戸の蕪島から種差海岸まで歩いて以来、再びその機会を待っていた、資料を取り寄せ、とりあえず釜石から北上してみよう。
 沿岸は冬の間、好天の日が多いので農閑期の今の時期は好都合、久しぶりのミニ列車旅を楽しんで釜石着、調べたはずのコースがわからずに人に尋ねたり回り道しながら、ほぼ45号線沿いに北上、両石に着いた。ここには思い出がある。
 大震災の年の秋だったと思う、孫を連れて釜石を訪れ駅前のタクシーに声をかけた。
「不謹慎かもしれませんが震災の爪痕が見られる所に案内してもらえないでしょうか、孫にみせておきたいんですが・・」
「不謹慎なんてとんでもない、ぜひ見せてやってください」
 2、3か所みせてもらって最後に案内されたのが、ここ両石地区だった。被害の様子を聞いて「あの木を見てください」道路から少し上った所の木の枝にビニールやごみがいっぱいついている、「あそこまで津波が押し寄せたんです・・」290世帯余りのこの集落で240戸ほどが全壊、46人が犠牲になったと聞いた。まだ幼い孫も驚きショックだったようだった。

 今、復興された地区の高台には鎮魂の鐘があった。
 お参り済んで道は半島に入る。ようやく待望の明るい海が広がった、山で育ったせいか海はとても好きだ。
 半島を回りきるには時間が足りない、少々近道しながら、持参のおにぎり昼食をはさんで根浜海岸、ここも子供たちが幼いころの海水浴によく来たところだ。
  津波に耐えたんだろう、松の大木はよく残ってくれた。ここにも震災記念碑が建てられていた。歩き続けて、復興スタジアム、鵜住居、、、
 少々張り切りすぎて、ここにきて疲れが出たようだ、潮風トレイル初日の予定は、も少し先までの予定だったが帰りのリアス線の時間もちょうど、交流施設「トモス」で列車を待つ間、土産の「釜石かりんとう」買ったら、お店の人が「はい、おまけ」と「かもめの卵」4ヶもおまけ(賞味期限の関係?)、ついでに缶酎ハイなんかも買って・・帰途に。
 本日の歩行距離20キロほど、みちのく潮風トレイル全コース、1000㌔走破にはあと30年ほどかかる。頑張ろう。

 

  

 

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気分はトランスジャパン

2023-02-15 15:20:05 | いなか暮し

 1月、NHKBSPで毎朝7:45~から連続15回ほど放送されたトランスジャパンアルプスレース2022の模様。
 日本海側の富山、魚津市の海岸から本州の最も太い部分を北、中、南アルプスを越えて徒歩で415キロ先の静岡の海岸を目指すという制限時間192時間(8日)の超過酷レースに30人ほどが挑戦 1位の選手は4日と17時間33分と考えられない成績、続けてゴールする選手、台風と一緒になり苦戦を強いられる人、トラブルでリタイヤする人など最終的にゴールした人19人、リタイヤ11人。
 その様子をコタツで寝転んで見ては興奮、毎日の散歩は平らな地面を歩き回るだけでは駄目だと反省、一念発起。
 近くの胡四王山から遊歩道を巡るコースを選んで挑戦を始めた、アルプスとは比べ物にならない超ミニミニレースだが自分にとっては大きな一歩。
 イーハトーブ館駐車場に車を止めて、急な階段を360段ほど登ると、宮沢賢治記念館、横を通って胡四王山山頂、胡四王神社にお参りした後、拝殿のすぐ後ろの遊歩道は続く山並みの峰々を通るから、ミニ縦走。
 遊歩道にはあちこちに可愛らしい東屋が建てられている。大き目のパラソル程の東屋からは、梢越しに、すぐ下の釜石線の向こうに北上川沿いに大きく雄大な景色が広がる。
 時折急傾斜の道を経て標識に沿って進む。
 運が良ければカモシカにも出会う,運が悪ければ熊にだって出会うはず。今は薄く積もった雪に無数の小動物の足跡が見える。
 早春、雪解けとともに地元の人たちが大勢で長い遊歩道の大掃除をする、サッパリとした遊歩道沿いにはカタクリの花が咲き、木々の新芽の吹き出すころはとても美しい。
 いくつかの小さな橋を渡り、大きな池のほとりを進むとやがて記念館下の南斜花壇を経て元の駐車場に着く。
 途中には息切れするところも何か所か、時間にして1時間余り、今日の超ミニミニ縦走は終了。

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ご機嫌ななめのPS

2023-02-14 17:22:14 | いなか暮し

パソコンがご機嫌斜めでしばらくお休みいただきました。
 花巻市内でも雪の少ないわが里と隣り合う近所の道路沿いに、昨年暮れの雪で天井高さ2mほどの見事なカマクラを作った人がいる。年明けの暖かさにも溶けない。
 失礼して近くに寄って中を覗かせてもらった。 雪のテーブルを囲む椅子もついて、よく見るとブロック状に固めた雪を重ねて作られている。これでは少々の暖かさでも中々溶けて壊れることもない。カマクラ本家の秋田の出身の方の作品だろうと感心した。

 2月に入って間もなく突然のパソコントラブル、なにか誤った操作をしたのだろうか。
 ウンともスンともいわない、一晩ほっておいたら・・・翌朝も動く気配はない、かかりつけ修理屋さんに持ち込んだ、電源は異常なし、まずは入院してみよう・・・数日して基盤の故障らしいから重体と、延長保証も切れてるから「だいぶ治療代も高そうだ」・・・・と。そして再度の緊急入院。
 2月、大げさな準備が必要なほどの申告ではないが、資料はすべてパソコンに入力して準備はだいぶ進んでいたが、ここはジーッと待つしかないとあきらめた。
 仕事に使うでもないがパソコンがないという生活は実に退屈、おもちゃを取り上げられた年寄りは、新聞広げたり、本を読んだり、テレビのチャンネルをいじったり、コーヒーだ、お茶だ・・・。
 インターネットの発明は昭和45年といわれるが50年ほどで随分と生活に入り込んだものである。いまや生活に欠かせない。青少年のネットやゲームのやりすぎは時々話題になるがお年寄りだってかなり使っている。散歩の間のスマホのラジオ、音楽、トイレで目を通すニュース、風呂での音楽そしてパソコンやスマホの検索、お年寄りだって日によっては3時間も使ってるんじゃないだろうっか。
 もし、パソコンいやネットの使えない不自由が突然訪れることがあったら・・・、良くは知らない世界であるが停電のように「ネットは使えません、今日は朝からお休みです」という世界はないんだろうか?
 ネットの休み・・・考えただけでも恐ろしい世界に違いない。

 そんな事を考えて故障から2週、元気にもどってきたパソコン、「お帰り」、治療代はだいぶ痛かったが全快で何より、コタツでうろうろして老妻にもご迷惑をおかけしました。
 さて明日からは再び、申告の準備。

 

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