岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

‥御一行様 一日目

2022-07-31 15:03:54 | いなか暮し

 前日の北日本の梅雨明けのせいもあって、今日の天候は晴れて相当に熱くなりそうな気配
 田舎育ちの後期高齢グループ5名、添乗のつかない旅行は、事前に説明は受けてはいるが少々の不安も抱えて花巻空港9:05発
 いくらか慣れてる東京とも違う乗り換え、大阪での 伊丹ーリムジンバスー難波ー南海ー高野山 の乗り換えは案外スムースにすすみ高野山駅には、この後2日間案内してくれるジャンボタクシーが待っていた。
 タクシーの運転手の案内で高野山、女人堂、大門、 檀上伽藍、金剛峯寺・・等々をお参り。
 早めに宿坊に入った。かって南部藩内から高野山まいりする人は必ずここに泊ったという大きなお寺さん(宿坊)は弘法大師開創の寺院で快慶作の阿弥陀如来像などの寺宝がまじかに見られるお寺で、入り口は、大きく立派な門構えで、門には南部藩の向かい鶴の紋が彫られている。
 当然、我々の先祖もこの宿坊、 遍照光院に泊っている。
 お参りの度に、前回のお参り以降に亡くなった人たちの掛け軸を作ってもらい、持ち帰る、それを代々繰り返して供養する。
 今回のお参りも掛け軸を作り供養するメンバーもいる。こうして宿坊と南部の人たちの昔からの長い、ご縁がつながれているらしい。
 
 やがて宿坊の夕食 コロナのせいだろう、泊り客は自分たちのほか一グループだけ。
 完全(?)精進料理に、とりあえずビールとお酒で乾杯、これからしっかり飲もうと追加を・・追加は一切ダメと断られた。
 渋々、精進料理を食べて部屋に戻る、「大師様のおそばでぐっすりと眠るのもいいかもしれない」と、床に入ってのは20時前。
 ところが分厚い夜具、フトンとエアコンのバランスカが、どうにもよくない。夜半に汗をかいたり、明け方にはさむくなったり、、、と。
 

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後期高齢、御一行様

2022-07-26 14:45:45 | いなか暮し

  亡父が気に入って、どこからか運び込んで植えた糸ヒバ、庭一番の背丈となった。
 孫たちが幼いころは、尖った先にさらに棒を立てて、てっぺんから四方にLEDのクリスマスツリーを張り孫たちを喜ばせた。
 高くなった糸ヒバ 丈の高い脚立に乗って、さらに背伸びをしての手入れ、去年まで頑張ったが今年は怖い、不格好になることを心配したが、てっぺん部分1㍍余切り取った。
 不格好に慣れたころ、庭好きの知人「これ以上切ると取り返しがつかないよ、太い幹にはそれなりの高さが必要だよ」

 月一で近くのレストランで情報交換の場(飲み会)を設けている数名のグループは例外を除いて後期高齢者の集まりである。
 グループで旅行をと、話が持ち上がったのは昨年の暮近く、いずれ、ほどなくお世話になるだろう先輩の仏さま方がおわす高野山から熊野、那智、白浜と決めて、2月半ばの決行と言う事になった頃からコロナの第?波とか‥やむなく延期、高々な航空キャンセル料も払って、それから約半年、6月になってコロナも小康状態、7月決行と決めたころから、又、コロナ第6波とかがすごい、連日のように全国的に過去最高の感染者。
 参加メンバーは何れもお年寄り 延期を続けていくには後がなくなる。
 今度こそ決行、コロナ渦中に飛び込む覚悟で、航空機と列車は最小限の利用で、あとは総てタクシー利用で、人との接触はできるだけ避けて、紀伊半島を巡る。
 飲みすぎを避けて体力維持に努める・・・・いよいよ明日出発、
 向かう大阪、和歌山は今日も多くの新規感染、もっとも岩手も増え続けている。
 緊張を重ねて、岩手のコロナを持ち出さず、大阪、和歌山方面のコロナを持ち帰らずに
    岩手の後期高齢者御一行様行ってらっしゃい。

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旧友

2022-07-13 11:02:48 | いなか暮し

   平地部では珍しいが、中山間に入れば「ネジバナ」は珍しくない(・・・なかった。)
 今年は中々見当たらないと思っていたら、あぜ道にようやく一株「ネジバナ」を見つけた、いつものように色鮮やかに、咲いてるが今年はまだこの一株だけ。
 農家人口も減って農作業に手が回らず、雑草対策は除草剤に頼る。強力な除草剤は残ってほしい草や花も一網打尽、「ネジバナ」だけではない、かって山野に生えていたセンブリなど無数の役立つ草花は生えなくなり、除草剤に強い、スギナだけ、はびこる。

 ある日、一本の電話。 「お前の家はどこだっけ? 近くまで来てると思うけどわからなくなった」
 高校時代の友人、同級会では会ってはいる我が家を訪ねるのは40年ぶりという旧友からの電話、外を見渡すと100mほど先に、見慣れない車、「もう少し前進して左に入れば俺の家だよ・・」
 40年も前と言えば東北新幹線が、ようやく開通したころの事、家も増えたし、道路も変わって道に迷うのも、もっとも。
 「よく来たな・・・」積もる昔話は山もり、同級生の消息・・・すでに亡くなった友人もポツポツ。
 実は、訪ねてくれた友人とは切っても切れない関係がある、もう時効だろう。
 ともに勉強が苦手で、席も近かったので試験問題を共同作業で答えた事、数知れず。もしかしたら担任も知っていたかもしれないが、見過ごしてやらなければ卒業できないから知らんふりしたかもしれない。
 何とか卒業して僅か1ヶ月後、彼は結婚式を挙げた。聞けば当時、18才と17才の新婚さんの誕生だったとか、前年父親を亡くしたことが関係したかもしれない、まだ「結婚はしたくない」と卒業前に担任に相談したことがあったとも聞いたことがある。
 今年、「ダイヤモンド婚」だという。
 車いすを利用している奥さんがリハビリ中に転んで骨折で入院してるという。
 「家内には苦労を掛けたと・・・」しみじみ。コロナで見舞いに行けず、「話し相手がいないのが寂しい」・・とも
 無言で、そばで聞いていた我妻もしんみり。
 庭を眺めつつ、子供、孫たちの活躍の話、いっぱい話して「また来るよ、元気でな・・・」

 テストを共同作業で仕上げた話、口が裂けても言えない、彼の御子息は学校の先生と聞いた。
 共に過ごしたのは高校在学中の3年間だけだが貴重な旧友である。

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嬉しいおみやげ

2022-07-08 15:06:24 | いなか暮し

 今年も「しゃごみ」(花巻地方では”ぐみ”を言う)の季節、赤い実は7月初めころまで食べられる、昔はどこの家でも植えていたが、昨今はほとんど見られない。
 サクランボに似た実は甘く、皮ごと食べられるが特有の渋みが舌に残る、渋みで舌が白くなるまで食べたが腹を壊したこともなかったような・・すぐり、桑の実 よく食べたなー。

 名古屋近郊に住む娘と花巻に住む娘が、念願だったと愛知県小牧を拠点にして出雲や彦根等々、あちこち旅行を楽しんできた。
 娘たちと言っても二人とも50を過ぎた立派なおばさんが二人、大きな声でよくしゃべり、よく食べ、よく飲んできたのだろう。
 帰ったその晩、「おみやげは・・・?」
 「この先 1年、元気で働いたら、来年の今頃、四国旅行に招待します」とお土産替わりのうれしい話。
 3泊4日くらいで四国をしっかり回ろうとのこと、四国は今までに何回か旅行しているが、まだまだ見たいところ、行きたいところはいっぱいある。
 大きな目的ができた。元気で働いて体力をつけてと・・・・・
 夢、希望は若い人の特権のように思えるが、実はお年寄りこそ夢や希望は必要だと思う。
 大きな目的に向かって・・・・と。

 この夏、飲み仲間と3泊ほどの和歌山方面旅行を計画中
 当初、2月に計画したが、あの「コロナ」騒ぎで延期、キャンセルして、今度、7月こそ、と思っていたら航空運賃は大幅上昇、加えて2月のキャンセル料・・・それでも今度こそ、とは思っているが、またまたコロナが増えてきた、コロナは苦手の高齢者ばかり・・・どうなることか?

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