橋長戯言

Bluegrass Music lover, sometimes fly-fishing addict.
橋長です。

賀茂観月祭

2007年09月26日 | 音楽

Nec_0018まつほどに こころあさくも思ふかな ひかりさやけき 夜な夜なのつき

秋月を詠める歌  主馬首賀茂敦直

上賀茂神社の賀茂観月祭 重要文化財の馬場殿をステージにして大坂城慰問楽団“Daihanjyo Jug Band”の演奏を奉納してきました(9/25 旧暦8/15)

20070925185643冒頭の歌は加茂観月祭の案内からです それによると

月を賞でる風習は「観月」或いは「玩月」などといわれ、その起源は古く中国漢代に遡ります。それが『全漢詩』(全九〇〇巻)巻二三〇の「八月十五夜月二首」に八月十五日あるいは中秋という言葉が初めてみえるように、唐の時代以降旧暦の八月十五日に行われるようになり、その日は節日とみなされるようにもなりました。

我が国では宇多天皇の御代(八八九~八九七)に盛大に月見の宴が行われた記録が残っており、江戸時代以降は民間でも団子・すすき・枝豆・燈明・酒等をお供えして観月する習慣が出来ました。 加茂では月を賞でる歌会がよく催されていたようで、書法大師流の筆による次の歌が残されており、当時を偲ぶことが出来ます。 ※次の歌が冒頭の歌です

とにかく気持ちよく演奏させて頂きました 神様が居られる静かな空間ですから特別な“何か”があるのでしょうか

加茂観月祭斎行につづき奉納行事

・平安雅楽会による舞「浦安の舞」

・金久千賀子さんによる生田流筝曲「①古典本曲より ②さくら変奏曲、荒城の月 ③六段の調べ

・そして 澤田よしひろと大坂城慰問楽団による「関西フォークソングショー」

と印刷されていました 我々の演奏曲はいつもの通り「ジャンバラヤ、世界にひとつだけの花、リッスン・トウ・ザ・おやじ・ミュージック」 ただ印刷に「見上げてごらん夜の星を」とあったので打合せもそこそこに 雰囲気のみの演奏になってしまいました(反省) 澤田さんが数曲 その後に我々が 続いて一緒に「ケメコの歌」「なごり雪」ラストは「遠い世界に」 を奉納させてもらいました が なんとアンコール で「風」でしめくくらせて頂きました

客席からは我々に頭上に満月がみえる たまたまステージに上がっていましたが やはり主役は“神々の気配が濃い凛とした夜の空気”そして“月”でした


ごちそう

2007年09月23日 | ダッチ・オーブン

20070922204250 秋のご馳走 さんま すだち 大根おろし これに勝るものは思いつきません

20070922204351_1生のさんま 軽く塩をして焼きます 私の場合 まず骨をひょひょいと取ります すだちを絞り 大根おろしは脇に置き 軽くしょうゆ あとは細かいことは気にせず 食べるだけ  まだ油の乗り切ったサンマではありませんでしたが 真昼間の夏空からすると仕方ありません 夕方外を歩き見上げると秋の空 サンマを見て買わない勇気は私にはありません

私が食べた後のお皿はご覧の通りです

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おじさんねぇ

2007年09月17日 | 音楽

Dh000033_2アムステルダムの街角by OLYMPUS-PEN・FT

“おじさんねぇ” 大坂城慰問楽団“Daihanjyo Jug Band”の一番のウケ狙い曲です リードボーカルのkanpai氏のブログ「がんばれ、単身赴任」でその曲を聴くことが出来ます と書きましたがユーチューブの動画で登場 ご覧下さい

リンクはココ→http://jp.youtube.com/watch?v=z0GFZtAaAhs

いや~ 今やこんなことが出来るんですねぇ 第一回ケメコジャンボリーでのライブ音源です ぜひ一度聞いてみて下さい 笑えます Daihanjyo Blues Bandの登場です

kanpai=リードボーカル、ギター kansei=ドブロギター kanban=ベース kanbai(橋長)=ブルースハープ Pop-Pie=ギター Hamako=ドラム 


#164 ≪運慶≫

2007年09月13日 | LS HAGAKI

Nikeind ベルリンの街角by OLYMPUS-PEN・FT

LS EHAGAKI #164≪運慶≫ 2007.9.12  いつもの様に送信したのですが エラーが出ます 会社のサーバーを変更した為なんでしょうが まだ原因が解らず ごく一部しか送信出来ていません まぁ そのうちに ということでその一部をここで

どうも最近はスポーツ選手のことを“アスリート”と呼ぶようになっているようです 今迄話題になりにくいスポーツ選手も同じアスリートとしてメディアに出ているようなので それはそれでよいのでしょうか 私にはわかりませんが

それにしてもやっぱり凄いのは“イチロー”です 朝起きて 朝刊をみるとイチロー 地下鉄の駅の柱がすべてイチローであったりおそらく“イチローを見ない日”は無いのではないかと思います

以前「武蔵とイチロー」という本を読んだことがあります その本の裏表紙にはこう書かれています

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★

本当の宮本武蔵はどんな人物だったのか? 武蔵の『五輪書』と肖像画を徹底的に分析し、その身体能力に迫った。見えてきたのは、逞しく気合に満ちた姿ではなく、「五輪書」の一文「水を手本とし、心を水のようにするのである」というように、ゆるんで脱力したまったく新しい武蔵像だった。それはイチローをはじめとした現代のトップアスリートに通じる、共通の秘密なのだ。武蔵は三百五○年前にイチローのバッティングを予言していたのである。この二人の天才的身体運動家を通じて、私たち現代人が失ったものが何か、明白に見えてくる。

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★

と ちょうっと大げさな気もしますが 「なるほど」も多かったです

アスリートというと「健康の為なら命をかける」というストイックな印象ですが 先ごろの大阪で開催された世界陸上での噂話はアメリカの金メダリストが連日“福島の大将”に足を運んでいた とか?また別の金メダリストはやはり連日“福島のマクドナルド通い”だったとのこと 日本のマクドナルドは一味違って美味しい そうな

ということで今回は ストイックなアスリートという印象のイチローそして桑田の話題を・・・

~略~

ブログ“SPORTS運慶”≪運動(スポーツ)をもっと慶ぶ日本に!≫
  http://blogs.dion.ne.jp/kix_lax/

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Dh000095フランクフルト空港by OLYMPUS-PEN・FT


長~い二日間

2007年09月10日 | On the Road

Img20070909またまた 長~い一日 いやいや二日間でした

9/7 14:00フランクフルト発 日本時間で21:00 9/8の朝八時前に関空に到着 そのまま自宅に戻り 楽器(Banjo&Ukulele&BluesHarp)を抱え 京都七条の集酉楽 サカタニ へ 第二回ケメコジャンボリーに13:30集合 準備・リハーサルを二回目ということでスムーズにこなし 16:00より本番 いや~ やはり眠たかったです 内容レポートはまた関係者のブログでアップされるのをお待ち下さい 我々“Daihanjyo Jug Band”はマイクシステム変更がまだイマイチで納得出来ないものでした 本番終了後の打ち上げでの演奏の方が良かった という声もありました まぁ まだまだ発展途上 ということでしょうか 一つはっきりしていることは “楽しかった”ということ 様々な年代が集まるこのイベント ほんとに楽しい 第三回をぜひ と思います

Nec_0036 眠気覚ましには“ミント” 海外でコンビニなどに入るとついつい買ってしまいます FISHERMAN'S FRIENDというネーミングが目に入って買いました ドイツではなくイングランド製でしたが 

8日の夜は 早く寝てスッキリ 9/9は10/7の天満音楽祭出演に向けてのバンド練習 10/7に出演できないベーシストKanban氏の代役で東京から単身赴任中の助っ人ベーシストと初合わせ 「ほぼ見えてきた」という手ごたえとともに終了 王将の餃子で乾杯となりました

ドイツ旅行中にバンドにとってのビッグニュースが入りました(どこに居てもケータイメールでやりとり 便利で良いのかどうか?)  昨年に続き京都の上賀茂神社の賀茂観月祭(9/25)の出演が決定 世界遺産・国宝を舞台にLIVE ではなく奉納 楽しみです 上賀茂神社のHPによると「当神社では古来より月を愛でる行事が催されていたことが和歌にも多く見受けられます。当日は月明かりのもと神事の後、様々な奉納行事が行われます。」とあります

とき:2007年9月25日(火)中秋の名月午後5時半より
ところ:賀茂別雷神社外殿
出演:「澤田よしひろと大坂城慰問楽団」他
確か月見だんごの配布もあったと思います参加費は無料です 秋の夜長を上賀茂神社でお過ごしください


水辺との関わり 樹木との関わり

2007年09月06日 | On the Road

200709041808000 一軒一軒が個性を持ち かつ街並みとして優れている 人間単位で導線を考えている アムステルダムの街並みのKEYは“水辺”です

200709041737000 様々な形の棺桶とみられるものを販売しているショップもありました(上の写真とは別の場所です) 街の特徴は水 水とどう関わるかがアムステルダムのテーマです 参考ななった と言うよりも“感動”するものがありました

200709051741000 建物の完成は何時か? ベルリンの住宅をみてると20年の歳月の必要性が解ります 完成間もない頃の写真も見せて頂きましたが 上の写真と比べると別のモノです

200709051738000植物との関わり 人間にとって不可欠な要素です とくに“蔦”と建物の関係は両者の関わりの成功例ではないかと思います

毎日飛行機による移動のすごい旅をしております フランクフルト~アムステルダム~フランクフルト~ベルリンと移動 さてさて明日も機上の人となり移動です

私が感じた共通イメージ(=文化)を絵にすると↓

200709051742000 特別なものではありません 一個一個の組み合わせによって“文化”は生まれるものであり決して一人の人間が創るものではないハズです 日本 良いモノは沢山あります 同時に止めなければならないモノも沢山あります  嘆いていてもなにも生まれません この旅で日本のことが気になって仕方がありません


長い一日

2007年09月04日 | On the Road

200709040144000_1 長い一日を過ごしております
9/3 AM5:00頃からごそごそ準備~8:00に関西空港 9:55発 LH741で約12時間 世界陸上の後とあって大勢の選手と同乗 トイレの近くの席だったのですが そこはさながらBar状態 座っているのが辛いのか飲み物片手にしゃべるわしゃべる うるさかったです

現地時間三時過ぎにフランクフルト到着 乗換えてアムステルダムに 上の写真は空港からレストランへ向かう途中に立ち寄った風車小屋です

200709040408000_2 食事が八時頃 つまり日本時間の9/4AM3:00で その日5回目の食事となりました “五匹の蝿(d'VijffVlieghen)”というレストラン 椅子には訪れた有名人のプレートがあり 気づいたものではミック・ジャガーがありました

セントラルステーション近くのホテルに着き長い一日が終えました

200709032355000_1飛行機では右窓側に座り 富士山~新潟市を眺め日本海 シベリアから北極海 スカンジナビア半島からヨーロッパへ 右の写真はフランクフルト~アムステルダム間の風景です

眼下を見下ろし関心したのが日本海を越えてからの人造物の何も無い大陸 蛇行する川 まさに曲線だけで創られた世界

スカンジナビアあたりからは直線つまり人造物が目立ちます 「畑の境界の延長が国境なんだ」というのが初めて見る石の文明圏の第一印象でした