ロシアのウクライナ侵攻、3年目に入った(1)

これまで数回、日本の歴史に関連することがらを材料にした文章を綴ってきた。今日と明日、また改めて世界に目を向けてみたい。 今から2年前の2022年の2月24日、ロシアが隣国ウクライナへの侵攻を始めた。ウクライナのナチスを退治する、といったリクツをロシアの大統領プーチンが叫んで戦争の理由にした。私たちは、「第二次大戦を始めたドイツの独裁者のヒットラーに例えられるのはお前じゃないか」とプーチンに対して言 . . . 本文を読む
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「日本国」考(4)

英語で「天皇」は何と訳されているのか、ちょっとだけだが調べてみた。 「天皇」は英語でemperor。世界にking(王)やqueen(女王)はたくさんいるが、現在 emperorという称号を持っているのは、日本の天皇陛下だけ 。 これはサイトに記されている文だ。しかし、逆にエンペラーというのは、日本語訳すると「皇帝」ではないか。天皇は、英語圏では「皇帝」扱いされているのか、と少々驚いた。エンペラー . . . 本文を読む
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「日本国」考(3)

以前記したが、日本国史でいうと、現天皇は第126代。この数え方の基準が決まったのは大正時代という。初代が神武天皇。しかし初期の天皇は100歳以上生きた人が何人もいて(初代の神武天皇は127歳まで生きたことになっている)、創造された人だということは誰の目でもわかる。では何代目あたりから実存したか、といえば学説いろいろあってはっきりしない。第15代の応神天皇あたりからでないか、という意見が結論だろうか . . . 本文を読む
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「日本国」考(2)

奈良時代の支配層(天皇とその周辺の貴族たち、中臣の鎌足など)は、天皇制に反旗を翻す蘇我氏などを討つ。いわゆる「大化の改新」だ。645年。 6世紀末からの百年間近い間に、日本国の基本形、すなわち「天皇制」の骨格がつくられた。 聖徳太子が女帝推古天皇の摂政(せっしょう・いわば秘書的役割)、有名な「憲法十七条」の制定、遣隋使派遣、法隆寺建立、天皇によって国家の基礎がつくられたとする歴史書(後の「記紀」 . . . 本文を読む
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「日本国」考(1)

こういう大げさなタイトルをつけて不自然だ、と言われるだろうが、先日の「建国記念の日」関係で記したことから、関心が離れられなくなった。自分の80余年の短い人生から言っても、生まれて8年間は「大日本帝国」の臣民だった。そしてその後この「帝国」が生まれ変わって「日本国」になり、その国民の一人として過ごしてきた。 先日、「建国」についてちょっとだけ触れた。これを含めて日本史上離れられないのは「天皇」関連 . . . 本文を読む
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ウクライナ支援に賛同しない国々が増えている?

アメリカのトランプ元大統領は、アメリカがウクライナを支援していることに否定的。また欧米諸国も「支援疲れ」の傾向がはっきりしてきたという。これではプーチンのウクライナ侵攻策を助長することと同じではないだろうか。 そもそもロシアが隣国のウクライナへの侵攻を始めたのは、ウクライナが自主独立の国策を強めてきたことへの抗議の意味があったのではないだろうか。周辺諸国がロシアに反発する傾向を強めていくことを懸 . . . 本文を読む
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今日は「天皇誕生日」

今日は、もちろん今の天皇(のちに「令和天皇」とよばれるようになるだろう)の誕生日だ。 2月11日に「建国記念の日」の意味を記した。これは神話の世界をよみがえらせて「つくった神話由来の日」だった。 しかしもちろん「神話ではなく、事実として」明治以来、天皇誕生日が国民の祝日になった。参考までに生年月日を記しておこう。 明治天皇・1852/11/3。大正天皇・1879/8/31。昭和天皇・1901/4 . . . 本文を読む
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「大学」の世界的ランク付け、日本はランクダウン!

ネット上の報道を参照した。 イギリスの高等教育専門誌『Times Higher Education(THE)』は、「THE世界大学ランキング2024」を発表した。本ランキングは、「教育」「研究環境」「研究の質」「産業界」「国際性」の5つの分野の観点から、各大学のスコアを算出、順位化したものだという。 1位 マサチューセッツ工科大学(アメリカ)。2位 ケンブリッジ大学(イギリス)。 3位 オックスフ . . . 本文を読む
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「人手不足」が問題視される業界は?

介護の業界で「なりたい人が減っている」という趣旨の報道があった。それは、いうまでもなく、給与、仕事の量とその内容、将来性などへの見通しが、そこへの関心をもつ人にとっては、曖昧、不安、不満、などが重なっているのではないだろうか。 「人手不足」は、他の業界でも、例えば教育の仕事、交通(バスやタクシー)とかいろいろな分野でも言われ出しているのではないだろうか。 日本の未来に対して心配をするのは私だけで . . . 本文を読む
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映画「風よ あらしよ」

今日この映画を見た。狸小路にある小さい映画館。お客さんも多くはない。 実はこの映画の原作者である村山由佳の小説を先月図書館から借りて読んだ。といっても400ページ前後の大部の小説を完読できず半分もいかないでギブアップした。原作者のいくつかの小説は面白かったので、この「風よ…」もオモシロいだろうと思ったのだが…。 主として大正期の女性解放活動家だった伊藤野枝が主人公。この人は、明治から大正期の女 . . . 本文を読む
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