晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
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太宰府(2011年3月1日) その9 観世音寺 講堂~僧坊跡

2011年04月07日 | 太宰府
その8の続き。


■観世音寺 講堂<本堂>


講堂も、江戸時代の再建。
南面して建っています。

創建時の講堂は、現在の建物より約2,5倍大きかったそうです。




現在の講堂の周囲に、かつての礎石が並んでいます。










講堂には、山号である「清水寺(せいすいざん)」と書かれた扁額が掲げてあります。


『源氏物語』<玉鬘>にも以下のように観世音寺の名称が登場します。

清水の御寺(しみずのみてら)、観世音寺




■木槵樹(モクゲンジュ)と碾磑(てんがい)




↑クリックで拡大。


碾磑(てんがい)
「天平の石臼」と呼ばれています。



講堂から南を眺めるとこんな感じ。


木々が繁っています。
新緑の時期もいいですよー。



↑クリックで拡大



【往時の観世音寺境内 イメージ図】

「観世音寺伽藍絵図」をもとに、個人的にイメージ図を作成してみました。


■僧坊跡


講堂の北側には復元された僧坊跡の礎石が並んでいます。


僧坊は、東西に長い建物でした。




■日吉神社(ひえじんじゃ・ひよしじんじゃ)

観世音寺の僧坊跡の北に位置します。


観世音寺の鎮守社。
比叡山の東の麓にある日吉大社を分霊したもので、コチラには平安時代末期には置かれていたようです。



観世音寺 鐘楼・清水記碑・宝蔵へ続く




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