晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

松尾芭蕉と紫式部

2009年09月18日 | 日記
*☆*―――――――――――――――――――――――――――*☆*

勝手に地元を応援する企画。

北九州市立美術館本館(戸畑区)で開催中の
源氏物語千年紀「石山寺の美 観音・紫式部・源氏物語」展
にちなんで北九州市在住の素人が勝手に思うことを書きます。

※北九州市立美術館とは無関係です。

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今回の展覧会「石山寺の美 観音・紫式部・源氏物語」において、「芭蕉自画賛句」というタイトルの松尾芭蕉が書いた江戸時代の作品が展示されています。

図録番号 79 です。

画面左側に勢田橋・・・瀬田の唐橋(せたのからはし)と思われる橋を筆でさっと線を引いたような略画タッチで描いています。


画面右側には、

「勢田に泊りて暁石山寺に詣 かの源氏の間を見る」という詞書、

「曙はまだむらさきにほととぎす」という一首の歌が書かれています。



松尾芭蕉も『源氏物語』に対する造詣が深かったのでしょうか。
私は詳しく存じませ~ん。


現在、石山寺本堂の「源氏之間」には紫式部人形が飾られており、参詣者はしばし王朝時代へ想像をふくらますことができます。





江戸時代の「源氏之間」にはこのような紫式部人形はなかったと思いますが、芭蕉も紫式部が『源氏物語』を執筆したと伝わる「源氏之間」に少なからず憧れがあったのでは。


さらに現在、石山寺の境内に紫式部供養塔と松尾芭蕉の句碑がふたつ仲良く(?)並んでいます。




左:紫式部供養塔
右:芭蕉の句碑 

 あけぼのはまだ
   むらさきに
     ほととぎす




平安時代と江戸時代の文学者が仲良く並んでいるのも素敵だと思います。


この供養塔と句碑があるあたりからこんな景色が楽しめました。↓



奥に見える建物は石山寺の鐘楼です。
紅葉が綺麗でした。

<2008年11月13日撮影。>




 ちなみに松尾芭蕉は須磨も訪ねています☆

やっぱり紫式部または源氏物語ファンだったのかもしれない・・・。

源氏物語ゆかりの地をめぐる“須磨”“明石”紀行源氏物語の「須磨」を歩く
(このコンテンツ、まだまだ作成中ですみません。

現光寺



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