ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

10回言って分からなかったら100回、言う

2013年10月09日 19時27分30秒 | ささいなことですが
磐田市の駅前通りに、こんな看板を出しているパソコン教室がありました。




「100回聞かれても、笑顔でお答えします」





ちびちくりん1号から3号までがまだ保育園に行っているころのこと。

送り迎えはてるりんの仕事でした。

え、本業があるじゃないって ?

まあ、給料をくれる会社には勤めていますが、

園児の送り迎えも大切な「仕事」なのでした ^^


よくある光景なのですが、保育園での保育の時間が終わると、

子どもたちは園庭で遊びたがるもの。

お母さんたちも初めのうち、お母さんたち同士で立ち話をしたり

情報交換をしたりしています。

そのうちに夕ご飯の準備の時間が迫るのでしょう。

遊んでいる子どもに「さあ、帰るわよ~」と声を掛けます。

でも子どもたちはもっと遊びたいのが本心。

そこでお母さんたちの声が聞こえないふりをしたり、

「まだ遊ぶ~」とだだをこねたり。

そんなやりとりが数回続くと、お母さんの口から出てくるのはこんな言葉ではないでしょうか。

  「何度いったら分かるの !」 


てるりんはこう考えるんです。

子どもといっても、人格を持った一人の人間。

ましてや、自分の所有物でもありません。

ただ、経験ははるかに親たちより少ないのは確か。

いうなれば、知的障害者のようなもの。

だから、彼らに分かる言葉を使って、何度でも説明しなければいけないのではないかって。

1回で分からなかった10回言ってみる。

10回で伝わらなかったら100回、言ってみる。

100回言っても伝わらないようなら、言い回しを変えてもう一回、言ってみる。



ちびちくりん1号が生まれたばかりで、2号も3号もまらいなかったころ、

妻とこんな話をしたことを、

パソコン教室の看板を見て思い出しました。


あしあと