ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

演劇「蟹工船」

2018年06月22日 14時24分13秒 | 本・映画 か(が)行
日本プロレタリアート文学の代表作といわれる小林多喜二の小説「蟹工船」



本は持っているのに恥ずかしながら未読です。

そんな状況で観た東京芸術座の「蟹工船」には、

胸がぐっとつまされました。



群像劇といっていいのでしょうか。

乗組員となる元炭鉱夫や、父とその子、病気の父親の医療費をかせごうとする息子らに

順番にスポットが当てられ、

過去が語られ、過酷な労働の状況が描き出されます。



後半はぐっとテンポが上がり、

権利意識に目覚めた乗組員によるストライキと挫折に、息が詰まりました。

反抗的な乗組員がマストに宙づりにされた場面や、

ストライキの代表が仕事の監督の浅川の手下に刃物で刺し殺されるシーンでは、

客席からどよめきもおきました。



乗組員を虐げる浅川も、会社側からみれば単なる労働者階級だったというラストも、

哀れを誘います。



演出も見事。時化の時に船腹に打ち寄せる波は、水なのか白い粉なのか分かりませんが、

本物そっくり。

船の揺れに合わせて乗組員の体が一斉にぐらつくのも、臨場感がたっぷりでした。

大勢が同じ舞台に立っているのに、一人一人の役者がそれぞれの役をしっかりと演じているので、

スポットライトに当たった人物以外を見る楽しみもありました。


☆☆☆☆☆
  

モーニング珈琲発祥の地

2018年06月20日 11時27分58秒 | ささいなことですが
岐阜県はモーニングコーヒーの発祥の地なのだとか。

午前中に喫茶店に入って珈琲を頼むと、

サービスの品も一緒に注文しないとウエイトレスが困るんだとか ^^。


トーストやアイスクリームだけでなく、うどんのサービスがある店もあるという朝日新聞の記事を

読んだこともあります。


岐阜県大垣市の珈琲店「からころ珈琲」





「モーニング」って、午前中という意味だと思っていたのだけれど、

さすがにモーニングサービス発祥の地では


「午後からモーニング」

のメニューも。



なんだかよく分かりませんが、楽しくなります。




別の店では、

大きな熊が客以上に大きな態度で座っていました。




きょうもいい一日でした。





最近観た映画「万引き家族」

2018年06月13日 08時43分30秒 | 本・映画 ま行
映画「万引き家族」




都会のビルの合間に建つぼろい一軒家で暮らす訳ありの夫婦(リリー・フランキー&安藤サクラ)

と年金暮らしの母(樹木希林)、風俗店勤務の謎の娘(松岡未来)、

「お父さん」と呼ばない息子たちの、万引きをしながら暮らす様子が描き出されます。

ひょんなことから、両親から虐待を受けている幼女が仲間に加わり、

世間の人たちが見ないようにしている社会の、さも現実にありそうな風景が

ゆっくりと繰り広げられます。


ある事件をきっかけに、物語はクライマックスへ急展開。

夫婦が警察の取り調べを受け、二人が一緒に暮らす理由などが明らかになってゆきます。


家族の演技が最高です。



息子が、妹のように暮らすようになった幼女と一緒に近所の駄菓子屋で万引きするシーンで、

駄菓子屋のおやじ(柄本明)が「妹に(万引きを)やらせちゃいけないよ」と言って、

チューチューアイスを二本、渡す場面は泣けてきます。


現実のふだんの暮らしの中では、仲の良さそうな家族が、ショッピングセンターや公園で

買い物やだんらんを楽しんでいます。

そんな光景を見ると「日本は平和だなあ」と感じるのですが、

こうした「表の世界」に出てこない家族が射ることに、

なかなか重いが及びません。


行政の福祉担当の部署だけでなく、もっと一般の人たちが、

わが子を虐待している家族とか、

貧困にあえでいそうな家庭とか、

夜の街をさまよっている若者らに、

きめ細やかな目を向けないと行けないのかもしれません。




男好きの母親(YOU)に捨てられて公園で暮らす息子(柳楽優弥)を描いた

映画「誰も知らない」(2004年公開)を思い出します。



感涙度 ☆☆☆☆

はらはらドキドキ度 ☆☆☆☆

居眠り度


総合 ☆☆☆☆☆











最近読んだ本「本能寺の変」

2018年06月12日 12時30分50秒 | 本・映画 は(ば・ぱ)行
本「本能寺の変」

津本陽 著




いわずとしれた本能寺の変を扱った本。

明智光秀の心の動きを丹念に追っています。


作者の津本陽さんは本年2018年5月26日に亡くなられました。

残念です。


それなのにてるりんは、こんなことを言っちゃいます。


「本能寺の変の。この本の字、ヘン」

ごめんなさい。


☆☆☆

ミニバス 2018年西部大会

2018年06月11日 15時37分48秒 | バスケット
春季西部地区ミニバスケットボール大会が開幕。

初日は、各地区予選を勝ち上がった24チームよるリーグ戦です。

1位抜けすれば、県大会予選への道が開けます。


ファルコンズの下級生は、遅れて会場にかけつけたてるりんを見つけると、

すぐに寄ってきて大きな声で「お願いします」とあいさつしてくれました。



監督が「普段通りのことをやっていては、成長はない。

まずは私生活を変えてみろ」

とおっしゃった言葉を実践しているのかな。





さあ行くわよとばかりに、キャプテン以下、がんばります。


4年生も得点に向かって果敢に挑戦。

1ゴールを決めました。





3チームずつのリーグ戦で2勝し、

10日にある順位決め決勝トーナメントと、

24日にある県大会予選への出場を決めました。


今日もいい一日でした。

大学バスケ 岐阜県学生バスケリーグ戦 観戦3日目

2018年06月11日 15時26分54秒 | バスケット
岐阜県学生バスケットボールのリーグ戦観戦三日目です。

ちびちくりん1号が所属するGチームは、有望な一年生が複数入部したことで、

リーグ戦に参戦できました。

スタメンは

4年2人

3年2人

2年1人ですが、

交代要員もできた身長165センチ超のセンターもいるしで、

戦力倍増です。


このひはS大と対戦。

1Qは出だしは調子よく、

いきなり14-2と引き離したのですが、

どこで歯車が狂ったのか

14-13まで迫られ、

終了間際に1ゴールを決めて

16-13

で2Qへ。



2Qでは1年生のセンターが登場。

リバウンドをよくとって、

32-19

で後半戦へ。



5番のシュートもよく決まり、




点差を離して4Qへ。


4年生がベンチに下がり、

1年生が登場です。


みんなよくがんばりました。

差し入れは

静岡県特産のメロンです。




方向音痴という意味

2018年06月07日 20時20分26秒 | ささいなことですが
愛する妻と岐阜に行った帰りに、

東名高速の音羽蒲郡ICで降りた。

豊橋まで国道23号BPに乗るつもりで、

ICの料金徴収のおじさんから地図をもらった。




蒲郡から豊橋までは、三河湾は右手に見える。

この地図ではミズイロの部分が三河湾だ。

だから通常は三河湾が下になるように地図を見る。

ナビゲーターとして助手席に乗る愛する妻は方向音痴。

一般的に地図は上が北だが、方向音痴の者の常として、

進行方向を上にして地図を見る者が多いことを知っている。


なので、愛する妻が地図を





このように、豊橋が上になるように構えても、何も文句を言わない。




しばらくドライブして、そろそろ国道23号BPの入り口が見えるはずだと思い、

愛する妻をちらっと見ると、

愛する妻は地図を





この向きでもって、

「まだまだ先のようよ」

と涼しい顔でのたまわった。


この向きでは、上の方は名古屋じゃないか !






数年前の俺なら、

悪口やら嫌みやらがとめどもなくほとばしり出たと思う。




でも老齢となって世の中にはいろいろな人がいることが分かってきた俺は、

地図の見方を知らない人がいても、

ほほ笑んでいられるだけの器量を供えた。


きょうもいい一日でした ^^





最近観た映画「ゲティ家の身代金」

2018年06月04日 13時15分31秒 | 本・映画 か(が)行
映画「ゲティ家の身代金」





世界一の富豪、ゲティ家の長男が誘拐されるのですが、

犯人からの1700万ドルの身代金の要求を、

祖父が拒むという実話を元にした映画。

祖父は「いったん支払えば、14人いる孫が次々に誘拐される」

といいます。




祖父は薄情なのか、

それとも希代のエコノミストなのか。


誘拐された息子が知恵を使って脱出を試みたり、

脱出しても犯人グループに執拗に追われたりと、

なかなか安心できません。

息子の救出のために雇われた傭兵も、なかなか渋くてかっこいいです。




はらはらドキドキ度 ☆☆☆☆☆

居眠り度 

感涙度 ☆☆


総合 ☆☆☆☆


大学バスケ 岐阜県学生リーグ 2日目

2018年06月02日 20時46分26秒 | バスケット
2018年の岐阜県学生リーグ2日目。

「選手が4人しかいない。どうしよう」

と始まった新年度でしたが



部員募集のおかげか、有望な1年生が5人も入部してくれたらしい。


惜敗した先週の試合を反省して臨む2戦目。




くらいついてはいくのですが、相手の堅いディフェスに跳ね返されてしまうシーンもたびたび。



徐々に点差は離れ、

1Qは19ー31。




なんとか挽回したのですが、相手チームの3pシュートがよく決まって、

なかなか点差は縮まりません。


それでも気落ちすることなく、コートに向かう選手たち。




ハーフタイムで何を話し合ったのか、

声もファイトも出ているようです。




5番のシュートも決まり初めて、今度は徐々に点差を縮めてゆきます。



なんとか2点差に。

センターも頑張り、フリースローを得て同点に。




3年生もファイトを見せます。







相手チームのファールも重なり、





先週の屈辱を跳ね返して勝利しました。



よくがんばりました。






きっと、てるりんの差し入れの甘夏がよかったのでしょう。

今日もいい一日でした。





あしあと