*『世界が見た福島原発災害』著者:大沼安史
「第15章 校庭に原発が来た!」を複数回に分け紹介します。7回目の紹介
福島原発災害は、東電、原子力安全・保安院など政府機関、テレビ・新聞による大本営発表、御用学者の楽観論評で、真実を隠され、国民は欺かれている。事実 上の報道管制がしかれているのだ。「いま直ちに影響はない」を信じていたら、自らのいのちと子供たちのいのち、そして未来のいのちまで危険に曝されること になってしまう。
本書は、福島原発災害を伝える海外メディアを追い、政府・マスコミの情報操作を暴き、事故と被曝の全貌と真実に迫る。
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**『世界が見た福島原発災害』著書 「第15章 校庭に原発が来た!」の紹介
前回の話:『世界が見た福島原発災害』校庭に原発が来た! ※6回目の紹介
「ずっとウソだった」
もうひとつ、4月末までの状況の中で注目されるのは、政府をはじめ原発推進を図って来たこの国の権力による懸命なプロパガンダを、「笑い」でもって、あるいは「パロディー」でもって、さらには「替え歌」でもって、ネットを通じ軽く一蹴する、新たなプロテストのカタチが広がっていることである。
その代表例は、たとえば、あのAC広告のこのもじり。
「大丈夫?」っていうと、「大丈夫」っていう。
「漏れてない?」っていうと、「漏れてない」っていう。
「安全?」っていうと、「安全」っていう。
そうして、あとでこわくなって、
「でも本当は漏れてる?」っていうと、「ちょっと漏れてる」っていう。
こだまでしょうか? いいえ、枝野です。
これがポスターになったり、パロディーCMになったりして、ユーチューブなどネットで出回っているのだ。
替え歌なら、言うまでもなく、シンガーソングライター、斎藤和義さんの「ずっとウソだった」である。斎藤さんが自分の持ち歌、『ずっと好きだった』の歌詞を入れ替えてつくった反原発ソング。その熱唱ビデオは、英語訳詞つきバージョンまで現れ、ユーチューブを通じて国内外に響き渡っている。
『ずっとウソだった』
この国を歩けば、原発が54基
教科書もCMも言ってたよ、安全です
俺たちを騙して、言い訳は「想定外」
懐かしいあの空、くすぐったい黒い雨
ずっとウソだったんだぜ
やっぱ、ばれてしまったな
ホント、ウソだったんだぜ
原子力は安全です。
ずっとウソだったんだぜ
ほうれん草食いてえな
ホント、ウソだったんだぜ
気づいてたろ、この事態
風に舞う放射能はもう止められない
何人が被曝すれば気がついてくれるの?
この国の政府
※続き「第15章 校庭に原発が来た!」は、7/1(水)22:00に投稿予定です。