【反対】「機密を守るべき」には賛成。
 
現法案の大部分に賛成。
 
しかし、法案に反対。
なぜならば、この法案は「書かれていることに問題がある」よりも
「書かれていないことに問題が多い」から。
例えば、
保管規定がないこと、
指定禁止事項がないこと、
破棄に関する規定がないこと、
不当な指定に関する規定がないこと、
被告人の防御権保護措置規定がないこと、
裁判所への証拠提出義務がないこと、
等「ないこと」だらけ。
中でも、秘密指定の妥当性チェックのための第三者機関の設置規定がないことは重大。
 
国会の秘密会(法案10条)は、常設ではなく、秘密開示命令権限も、提出を強制する権限もない。
 
これでは、秘密指定の妥当性を実効的に審査・是正できず、
三権分立のバランスが大きく崩れる。
 
国民の『知る権利』ひいては国民主権の根幹が崩れかねない。
少なくとも、今国会での採決はあまりにはやすぎる。