http://blog.takarajima.tkj.jp/archives/1863338.html より一部
2013年09月27日19:05 宝島
 
■「混ぜる」が基本 コメの偽装法

 世の中には「1文字で大違い」という似て非なるものの実例が
ゴマンとあるが、コメの世界でもそんな両者が存在する。
それが「ブランド米」と「ブレンド米」だ。
これが一緒になったら笑い話
・・・だがその笑い話が最近、世の中を駆け巡った。

 今年5月、豊島区の精米店社長が、
「コシヒカリ」「あさひの夢」「朝の光」という
3種類のコメを混ぜたブレンド米を、
宮城県産のブランド米「ひとめぼれ」100%の
シールを貼って販売した容疑で警視庁に書類送検された。

 「この精米店社長は戦後60年に渡って続く老舗でしたが、
社長は何十年も同様の手法を使ったと告白し、
業界に重苦しい雰囲気が漂っています。
味が変わったことがバレないよう、
半分以上は本当のブランド米を入れたり、
出荷先をクレームの入りにくい老人ホームなど厳選。
工夫していたからこそこれだけ細く長く続いたのでしょう」
(全国紙記者)

 もっとも、それにはセンスも必要なようで、
同じく今年4月に逮捕された大阪の米穀販売会社
「ライスネットワーク」の場合、バレそうもないだろうと思った
陸上自衛隊の大久保駐屯地(京都府)に
ニセブランド米を納入したところ、
意外にもライスの味に敏感な隊員に通報され、
めでたく御用となった。