にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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最後の

2010-11-28 00:12:38 | オーケストラ
ブルックナーの定期が終わって、次の定期はオール・モーツァルトの定期でした。
モーツァルトが最後に書いた三曲の交響曲、39番、40番、41番を一度に演奏するという演奏会。

それぞれの曲のキャラクターが全然違います、演奏する音色もそれぞれの曲で変えなくてはいけません。
またその中の楽章毎にも相応しい音がある、合計12通りの音楽と音色。
きちんと弾き分けるのはなかなかに難しい。
マエストロの要求を現実の物にする為の労力は桁外れの物が必要となります。

とにかくモーツァルト、悩ましくも怪しい魅力に満ちるモーツァルト。
天上の声が聞こえたかと思えば、次の瞬間には地の底からの慟哭も。
何回やっても答えは見出せませんね。
天才の音楽に挑んでは跳ね返される、そんな繰り返しです。

一昨日オペラシティーで行われた定期は非常な盛り上がりと見せました。
特に40番の終わった後の拍手は凄かった。
そしてコンサートの締めくくり、ジュピターの最後の音が消えた瞬間に爆発した拍手。
ブルックナーの時の静かでも力強い拍手とは違った高揚感。
これもまた忘れる事の出来ない夜。

さて今日は岐阜市のサラマンカホールで定期と同じモーツァルトプロ。
明後日はまた同じプロを博多のアクロス福岡で。
ミニツアーです。

そのツアーの移動日の明日は京都で息抜きをします。
岐阜の本番は午後3時からでしたので、終演後にそのまま京都まで移動して来ました。
明日もここに一泊して博多へは当日に移動します。
紅葉シーズンの京都、もの凄い人の数です。
なので明日は人があまり行かないだろうと思われる穴場を狙って紅葉を楽しもうかと。
そんな計画でおります。


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2 コメント

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モーツァルト (millo)
2010-11-28 12:09:22
マエストロを見るならオペラシティで。。と登場を待っていた方も多いと思います。今回も終演後の再登場があったのでしょうか?

オペラシティで聞く拍手はあふれんばかりという印象をいつも持ちます。

モーツァルトはいつでも聴ける印象があり、知らない作曲家の曲を聴いてみたくて、何となく後回しになるのですが、複雑難解な音楽の後にモーツァルトを聴くと何だかホッとします。

誰もが知っている曲で感動する・させる・というのが一番難しいのではないか、と思える今日この頃です。

モーツァルトがたった1日だけで終わってしまうのはもったいないと思っていたら、ちゃんと他都市の公演があるのですね。

東京のオーケストラが他都市で演奏なさる時のファンの反響は凄いですね。DOCで東京フィルファンになった友から演奏会を目一杯楽しんだメールが届くと私も嬉しくなります。

京都の紅葉も楽しんでらして下さいね。良きビータになりますように。

終演 (にのじ@ばよりん)
2010-12-03 01:33:48
millo様、こんばんは。

オペラシティーでの終演後、いつもの如くステージに呼び出されてみんなでご挨拶となりました。

福岡公演の所でも書きましたがマエストロとの共演はもうしばらくありません。
一つの大きな区切りとなりました。

でもこのモーツァルトを3回も出来たのですから、それで良しとしなければいけませんね。

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