奈良県高取町では、桃の節句を迎える三月に町ぐるみで雛人形を飾り付けるイベントが、２０２４年3月1日～31日までとりおこなわれます。
「町家雛めぐり」は、高齢化が進む地域の活性化をと「天の川実行委員会」が中心となって2007年に始めたイベントですが、残念ながら今回が最後となりました。
今回は、奈良県高取町「第１８回町家雛めぐり（最終回）・２０２４」を紹介したいと思います。
奈良県の中部に位置する「高取町」は、旧高取藩の城下町です。高取山中には、山城としては日本一を誇る「高取城」跡の石垣が連なり、土佐街道と呼ばれる城下のメインストリートには古い町家が残っています。その「土佐街道」沿いの町家等で、大切にしてきた雛人形を公開されます。
各所に手作りのジャンボ雛やミニ雛・つるし雛などが街道沿いの旧家や老舗など各所に展示されています。
高取町の雛祭りにおける最大の見所は、やはり何といっても天段の雛ではないでしょうか。メイン会場では、１７段の雛壇に約５００体の雛人形が並ぶ『天段のお雛さま』を楽しめます。圧巻です！
春の訪れを感じられる「町家の雛めぐり」でしたが、今回で見納めとなりました。昨年の秋に行われた、「高取かかし祭り」も最後となりました。
毎年楽しみにしていた「土佐街道」の２大祭りが見れなくなるのはとても寂しいですが、「長い間、楽しませていただきありがとうございました！！」
