1.あれも、これも病
2.観察できない病
3.沈黙が怖い病
この3つの症状が見られたら、
「頑張ってはいるんだけど聴衆にはイマイチ、ピンとこない”残念なプレゼンテーション”」なんだそうだ。
(『伝わらないプレゼンテーションに共通する3つの症状』(中原淳、Yahooライフ、2016年1月12日)
痛いところをつかれ、思わず胸をおさえるわたし。アイタタタ、てなもんである。
特に「1.あれも、これも病」、お説イチイチごもっともな中原さんの稿から引いてみる。
「あれも、これも病」は、「プレゼンの内容・スライドの枚数を精選することができず、とにかく、自分の手持ちのコンテンツをあるだけぶち込んでプレゼンをしてしまうこと」です。
詰め込み病は深刻な場合、さらに状態が悪化していきます。
どの程度の枚数をこめれば、どの程度の時間がかかるか、「見通し」が持てないと、この症状はさらに悪化します。見通しがないのだから、何枚スライドを増やしても「いける」と思ってしまうのです。
これにさらに「善意」が加われば、もれなく「あれも、これも、入れとかなきゃ病のステージ3」です。
つまり、「正確に伝えるためには、あの角度からも、この角度からも、徹底的に正確な情報を与えなければならない」という「善意」が発動すると、さらに「よかれと思って」詰め込みます。
最悪の場合には、さらに症状は悪化します。「あれも、これも、盛り込みすぎている」から、時間がたりなくなります。時間が足りなくなるから、さらに早口になります。聴衆は、さらにドンビキしていきます。これがステージ4でしょう。
ああ・・・・
ときとして、「善意」ほど悪質なものはない。「よかれの思い込み」ほどたちが悪いものはない。
今まで幾度、「よかれと思って」詰め込んできたことだろう。何度、時間が足りなくなるから早口になったことだろう。まっ先に思い浮かぶのは直近のアレとアレ・・・・。苦い思いが込み上げてくる。
とはいえ、覆水不返、覆水難収、覆水不可収だ。今さら元に戻すことはできない。
言うまでも無いことですが、プレゼンの構成でもっとも必要なのは「引き算の美学」であり、「シンプルさ」の追求です。大切なのは、「何を喋るのか?」ではありません。むしろ「どこまで喋らないか?」を考えたいものです。
いいこと言うなあ。
「何を喋るのか?」ではなく「どこまで喋らないか?」
以後、肝に銘じます!
(次の機会があれば、ですが ^^;)
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