函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

一方を聞いて沙汰するな!!

2008-06-08 | 歴史
亡くなった老中・阿部正弘に続き水戸斉昭までが幕政から離
れた為、篤姫は四面楚歌状態ですね
これで、一橋慶喜を次期将軍にするのは絶望的になりました
どうやら紀州の慶福(家茂)が次期将軍に当確ですね
次期将軍選考会も幕引きが近づいています。

最後の悪足掻きなのでしょうか、篤姫は慶喜と慶福に直接会い
その器量を確かめようとするのです

覇気のない慶喜、りりしい姿の慶福、その差は歴然としていま
したね。
しかし、事もあろうに慶福の食べ様としたお菓子に毒が

誰の仕業なのでしょうか??
慶福が次期将軍になると困るのは一体誰!!
斉彬らの一橋派の仕業なのでしょうか?
それとも斉彬の意を汲んだ幾島なのか?
水戸斉昭の息の掛った者の仕業なのか?
それとも…

今の時代も同じですが、権力を握るため権威を利用し実権を握
ろうとするのです
権力とは、さほど魅力的なものなのですね
お互いの押す将軍候補を毒殺していたらきりがありません。
家定がいった通り、誰が将軍になっても同じ事になるのです。
いや、それどころか毒殺を続けていたら将軍候補がいなくなって
しまいますよね
しいては徳川家が滅亡してしまうのです
分かっていても止められない、権力とは形の無い魔物なのですね!!
表立って殺し合いが無いだけ現在の権力闘争の方がましなのかも
知れません

うつけの家定は篤姫にだけはうつけの振りをしなくなりましたね
精神的には少しは楽になった事でしょう
囲碁ならぬ五目並べで夫婦のコミニュケーションをとるなんて、
何とも篤姫らしいですね
『一方を見て決するな』、篤姫の真っ直ぐな言葉に家定も心を動
かされるのです。
遂にハリスに謁見する事を決意しましたね


そう言えば、加賀藩三代目藩主・前田利常も鼻毛を伸ばし、わざ
とうつけの振りをしたと言います
外様大名である為、徳川幕府から睨まれていたのです
うつけの藩主であれば外様でも安心と云う事なのでしょうか??
少し安直な考えのような気がするのですが。
120万石の大々名であっても家名を存続するのは並大抵のことでは
なかったのでしょうね

ところで
篤姫(天璋院)は結構好き嫌いがあったようなのです
好き嫌いと言っても人間ではありませんよ。
貝類を好んで食べたと言います
蛤や鮑は好きだった様なのですが、何故かシジミやアサリは食べな
かったらしいのです
同じ貝類なのに何故でしょうかね
単に好き嫌いと言ってしまえばそれまでですが…
今も蛤や鮑は高級食材ですが当時もそうだったのでしょうか??
篤姫は高級志向だったのでしょうか??
それとも、シジミやアサリを食べた事がなかったのでしょうか??
確か、九州でもシジミやアサリが採れる筈ですが。

聞く処によると、大奥では食欲に任せて食べる事は許されなかった
ようなのです
好きな物を好きなだけ食べられないのは可哀そうな気もするのです
が…
今、話題になっているメタボには御台所は無縁な事だったのです

好きな物をお腹いっぱい食べる事が出来ないのは幸せなのか?不幸
せなのか?は僕には分かりませんが





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6 コメント

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こんちです (むぎこ)
2008-06-09 12:56:57
シジミの産地としては篤姫になんか憤りをかんじたりしていけませんねえ・・・。

しかしそれにしても
「いっぽうをみて・・」の篤姫
良く考えれば一橋さんを知らないのに押してたんですね
将軍職に

返信する
こんにちは (iseッチ)
2008-06-09 13:10:50
結局、難局を乗り切るために慶喜
を推していたのですよね。
ドラマを見ていると、英名の誉れ
が高いのは慶福の方だと思うので
すが。
皆で、慶福を推していれば安政の
大獄もなかったでしょうね!!
返信する
TRありがとうございました (モカ)
2008-06-11 05:46:20
トラックバックありがとうございました。

私も「篤姫 器くらべ」を見ました。
篤姫がシジミとアサリが苦手だったとは、知りませんでした。興味深いお話です。
返信する
モカさん (iseッチ)
2008-06-11 07:39:57
コメント有難う御座います。
意外と食わず嫌いだったりして??
僕からすると、蛤とアサリは似た様
な気がするのですが??
好き嫌いは理屈ではありませんよね!!
返信する
篤姫さまへ (気まぐれ太郎)
2008-06-11 10:26:21
コメント、有難うございます。こちらの皆さんは、熱心に「篤姫」を視聴されていますね。ここにあるコメントを拝見すると当時の政情、当事者の心境などがよく分析して書かれています。
これを参考にして今後の「篤姫」を楽しんでいきたいと思います。
返信する
気まぐれ太郎さん (iseッチ)
2008-06-11 18:37:10
コメントありがとうございます。
結構、自分のイマジネーション
で書いている事も多いのですよ。
自分が覚えている史実を繋ぎ合
わせるのも楽しいのです!!
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