函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

平清盛、祇王と仏御前!!

2012-11-20 | 歴史

福原に居ながら朝廷の人事権をも掌握した清盛、高倉天皇にまで

自分の孫・安徳天皇へ譲位を迫るなどやりたい放題ですね

頂きに立った清盛ですが、最高権力者の孤独からか?自分を見失

っているのでしょうか??

 

親王にもなれず不遇な日々を過ごしていた以仁王は源頼政に近づき

平家討伐を画策します

義理の母・八条院が裏で糸を引いているのは間違いありません。

この八条院と近かったのが清盛の弟・頼盛です

後白河が幽閉された時、実は頼盛は解官しているのです。

八条院の側近だった頼盛を政変の最中、清盛が討ち取ろうと画策したと

可能性は大いにありますね。

結果的に見ると清盛と頼盛のわだかまりは最後まで消えなかったようです

ところで

ドラマの最後の方に祇王と仏御前が出ていましたね。

清盛が愛した白拍子ですが、この二人には何とも皮肉な話が伝わっています

近江で生まれたと言われている祇王。

父が流罪となったため母と妹・祇女と共に京で白拍子を始めます。

祇王18歳、都中の評判となり清盛の耳にも祇王の噂が…

美しい声と気品のある舞にすっかり虜になった清盛は祇王を寵愛する事になま

す。

何不自由のない生活を送っていた祇王親子の前に現れたのが仏御前

16歳の白拍子です。

自分の芸に自信を持っていた仏御前は時の最高権力者・清盛の前で披露した

と祇王に頼み込みます

祇王は清盛に伝えますが、祇王を愛していた清盛は相手にしません。

祇王以上の白拍子がいるとは思えないからです

ここで話が終わっていれば祇王親子も平穏な一生を終えていたかもしれませ

んね。

『一度だけでも見て下さい』と言う祇王の頼みを聞き入れ仕方なく仏御前の舞

を見る事に…

艶やかな歌声と見事な舞にすっかり心を奪われた清盛

すっかり仏御前に心変わり、そればかりか祇王親子を屋敷から出してしまうの

です

絶望感から命を絶とうとする祇王は母親に説得され嵯峨の山里に庵を結び念

仏三昧の生活に入ったと言われています。

 

ある日、祇王の前に一人の女性が現れます。

白衣をまとったその姿は出家した仏御前でした。

自分の意思に反して祇王親子を追い出す事になったのを悔やんでいたと言うの

です

仏御前を快く受け入れ四人の尼は一生仲良く仏の道に仕えたとか

 

英雄色を好むと言いますが、こと女性に関しては清盛は甲斐性が無かったのか

も知れません

人より秀でた才能が仇となり人生を大きく狂わせた祇王と仏御前。

諸行無常ですね

それにしても仏御前役の某女優、二十歳前の仏御前を演じるには少し老け過ぎ

な感じがします。

そう思うのは僕だけでしょうかね~

 

 

 

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