一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

「週刊新潮」のクズ記事

2010-08-06 00:21:11 | 将棋雑記
将棋ペンクラブ幹事氏が執筆している「将棋ペンクラブログ」の5日掲載分を見たら、「週刊新潮」最新号での、林葉直子さんの記事についてだった。
本文を読むと幹事氏のおっしゃるとおりで、私が重ねるまでもないのだが、ダブリを承知で、私も書く。
これは4日発売の「週刊新潮」(8月12日・19日合併号)。先月28日に駒込サロンで行われた、日レスインビテーションカップ・中倉彰子女流初段と林葉さんの対局の模様を書いているのだが、文中に

棋界関係者によると、「林葉は逆流性食道炎で、今年5月、将棋ペンクラブの集まりに顔を出した際には、千駄ヶ谷の将棋会館に着いたとたん、気分が悪いと言って嘔吐し、そのまま帰ってしまいました。…」

との記述があり、これが幹事氏が指摘する箇所である。「5月」「将棋ペンクラブの集まり」「千駄ヶ谷の将棋会館」とあるから、これは5月22日(土)に行われた、将棋ペンクラブ関東交流会のことにほかならない。
しかしこれ、当ブログの5月26日、27日アップ分を読んでいただければ分かるが、林葉さんは午前11時30分ごろ大広間に現われ、少なくとも午後3時すぎまでは、会員と将棋を指していたのである。林葉さんが将棋会館に来てすぐ引き返すのと、3時すぎまで会員と将棋を指していたのでは、世間の取る林葉像がまるで違ってくる。この記述は完全な間違いである。私の言わんとすることは、幹事氏と同じだ。しかし私は、ここから怒る。
おい、「棋界関係者」! あんた、棋士か? 女流棋士か? 連盟職員か? テメエ、見てきたようなウソを平然と言いやがって。林葉さんは覚束ない手つきながら、しっかり将棋を指していたんだぞ。私はその姿を、この目でしっかりと見た。何度も見た。見て、ボーッとした。帰り際には、「将棋マガジン」の表紙に、サインだってもらったんだ。あんたの言ってることが本当なら、こっちの言ってることが全部ウソになるじゃないか。
おい、「棋界関係者」、あんた、このブログを読んだことぐらいあるだろう? いいか、私はあんたのことを心底軽蔑してるからな。よく覚えとけ、バカ!!
それから週刊新潮のクズ記者、お前もだ!! ウラを取るのを怠って、そのまま記事にしたお前の罪は、さらに重いぞ。いいか、紙媒体に活字が載ったら、その文はその号では訂正が利かないんだ。私はその重大さを、「将棋ペン倶楽部」において、身をもって経験している。
あそこであの表現はマズかった、あそこで同じ単語を何度も使っている、もっと文章を整理して書くべきだった…など、どうでもいいっちゃどうでもいいことで毎回頭を抱えているのに、お前のいい加減な取材はナンだ!? 全ッ然、事実と違うことを載せてるじゃないか!! お前の仕事はそんな軽いものなのか? アア!?
それから、見出しに「ミイラのように痩せていた『林葉直子』15年ぶりの惨敗」とあったが、生身の女性に向かって、「ミイラ」とは何事か! お前、身内の誰かがミイラ呼ばわりされたら、どう思う? ああ、これが大手週刊誌の記事かねえ。
私は「週刊新潮は明日発売です」というCMを覚えている世代だから、「週刊新潮」は格調高い週刊誌だと思っていた。しかし実情は、ただの三流ゴシップ誌だったようだ。
こんなクズ雑誌が全国で売られているのかと思うと、情けない。
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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新潮社 (洋志)
2010-08-06 04:33:13
 イッコーさん。まったく仰るとおり。週刊新潮なら何を書いても許されるという事はないでしょう。
 週刊新潮にその棋界関係者がどなただか問い合わせたら(メールでも葉書でも電話でもなんでもよいから)いかがですか?
 そして、それが明かせないというなら、その場の参加者の証言として、訂正記事を求められたらよいと思います。
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文春と新潮は、週刊誌の双璧 (佐々)
2010-08-06 10:36:53
 まあ、琴光喜の野球賭博の事実をスッパ抜いた角界記事など、真実に基づいた記事も多いので、週刊誌売れ行き№1の週刊文春に続く、業界第2位の週刊新潮は、僕は応援しているし、慎重を期して、今後の良い特ダネ記事を期待しとります。。

 スポーツ紙で見ただけですが、林葉さんはキレイだったと思いますよ^^
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Unknown (佐々)
2010-08-06 10:56:42
新潮の記者も、「将棋関係者が嘘をつくとは思えない」のも無理はないと思えますので、ウラを取るまでのことはないか…?という判断も頷ける気がします。

指弾・糾弾されても仕方ないのは、嘘をついたのか? or 勘違いだったかの、その将棋関係者だと思います^^汗
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取材の実話 (さわやか風太郎)
2010-08-07 01:18:46
確か日航機墜落事故の取材をテーマにした映画(試写会)を見た。この中で事故の原因を追求しているのだが、ある専門家の分析結果を耳にした。
しかし、結局裏が取れなかったので、記事にはそれを載せられなかったという。
そんなストーリーだった。
たとえ他社に先を越されても、事実が確認できないなら記事にしないという姿勢が貫かれていた。
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新潮は慎重に (一公)
2010-08-07 02:59:48
>洋志さん
なかなかニュースソースは明かしてくれないでしょうね。
将棋ペンクラブのほかの会員は分かりませんが、私は度胸がないので、メールなどでの問い合わせはせず、ここで吠えてるだけです。

>佐々さん
もちろん週刊新潮も、いい記事は載せるでしょう。しかし捏造記事はいけません。
「将棋関係者」氏の証言には、腹を立てております。どこが腹立たしいかというと、「そのまま帰ってしまいました」と言い切っているところですね。「そのまま帰ってしまったらしいです」なら、まだ許せます。しかし断定したからには、アンタその交流会に出たんだろうな、と聞きたくなるわけです。

>さわやか風太郎さん
横山秀夫原作の映画でしょうか。
新潮の記事は、内藤先生や中井先生、石橋先生の談話を載せるなど、かなり取材をしているのに、画竜点睛を欠きました。残念です。
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映画『クライマーズ・ハイ』 (佐々)
2010-08-07 12:02:30
 さわやか太郎さんの指摘されているのは、日航機墜落原因とされている「隔壁」損傷が人為的になされた疑いがあるという説ですよね?

 確かに、あの映画の中でおかしいと言っていました。
 他にも米軍機による誤射とか、追突が原因ではないかと、安部じょーじなどは囁いていますね。

この事件の真相は分からないですよね
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四半世紀 (一公)
2010-08-07 23:59:56
>佐々さん
今年の8月12日で、事故から25年ですか。
亡くなられた方のご冥福を、心よりお祈りいたします。
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確認して来ました。。。。 (瀬戸のひしお。)
2010-08-08 00:53:47
立ち読みですが確認して来ました。おそらく伝聞の継ぎ接ぎをそれらしく記事に仕上げたのでしょうね。(しかし記事に添えられていた写真には驚かされました。あの写真が事実なら一公さんにはまた罵倒されるかも知れませんがあれを見れば確かに・・・)
ただ思うに記事の場がペンクラブの会合の場であったなら幸いではないですか?。個人的に大出版社に喧嘩売らなくともペンクラブとして記事の確認を行い抗議と訂正を求める手が有ると思いますが。。。(また日レス対局会場に林葉さんがゲスト参加される際に発言していただくことも可能でしょうね。)
私はこの記事よりその後の落選法相の記事に恐ろしさと怒りを感じましたが。。。
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訂正は求めない (一公)
2010-08-08 01:57:53
>瀬戸のひしお。さん
「伝聞の継ぎ接ぎをそれらしく記事に仕上げた」のを捏造といいます。週刊新潮に訂正を求めても詮ないでしょう。私はここで吠えたから、もういいのです。
林葉さんはたしかにやせていましたね。5月にお会いしたときやせていました。誰かが付き添って、病院に行かねばなりません。それをしない将棋関係者は怠慢です。私だったら腰に縄をつけてでも、林葉さんを病院へ連れていきます。
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