一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

8ヶ月ぶりの蕨将棋教室(中編)

2017-12-12 00:04:19 | 蕨将棋教室
11日未明に見た夢は、私が1,000円カットの店に入るとイチローが店員で、そのイチローにカットしてもらった。
だがイチローは私の耳の辺りをカットしただけで、終わってしまった。
私はもっとカットしてもらいたかったのだが、仕方ない。

   ◇


第6図以下の指し手。▲3三と△4九銀不成▲2七玉△2八金(投了図)
まで、Fuj氏の勝ち。

自玉は△4九銀不成▲2七玉に、△3八銀不成でも△3八竜でも詰みはない。私は▲3三とと詰めろを掛け、これで勝ったと思った。
Fuj氏は△4九銀不成。私は▲2七玉。読み筋通りの進行で私の勝ちのはずだが、何だかイヤな予感がした。
Fuj氏は静かに△2八金と置く。
はああーー!?!?
何とトン死である。

第3の王手、△2八金を完全に見落としていた。とはいえ難しい筋ではなく、これに気が付かないとは、アホの極みである。バカバカしくなった。
「端の位が大きかった。△1四歩▲1六歩型だったら全然ダメでした」
とFuj氏。だが端歩受けずは私の作戦だし、そもそも第6図では私が勝勢だったんだから、端のやりとりは関係ない。
戻って第6図では▲4八銀だった。以下A△4七金▲2七玉△4八金は▲3三と△1二金▲2三と△同金▲3二銀で一手一手。
B△3二銀は▲3三銀不成で、これが次に▲2二角△1四玉▲2四銀成△同玉▲2五歩△2三玉▲3二飛成△同玉▲3三銀△2三玉▲2四歩以下の詰めろ。よって△3三同銀となるが、以下▲2五桂打△同歩▲同桂で寄る。
つまり一手▲4八銀と受けておけば、先手が余していたのだ。
いままでFuj戦では5手詰を逃したり時間切れ負けがあったり、数々の逆転負けがあったが、本局はその三指に入るヒドイもの。こんな将棋を指しているようじゃ、とうてい対戦成績は挽回できない。
今回は心底呆れた。

2局目は小学生の少年と指す。私は初見だが、少年は来席して2~3ヶ月だという。
とりあえず私の四枚落ちで指す。少年は端を攻めず正統居飛車できた。これでもけっこういい勝負になる。
私の右ではW氏が女の子相手に回り将棋を指している。女の子は将棋を指すより、子供たちとワイワイやるのが楽しいようだ。
私は1局終わり、引き続き2局目が始まったが、彼のお母さんが迎えにきて、これは指し掛け。
Fuj氏と常連の男性氏は植山悦行七段との指導対局に入っていたが、私はTakah氏と指す。
Takah氏もこの教室の常連だが、私とは初対局。植山七段がTakah氏に「このオジサンは駒落ちがうまいですからネ、気を付けてくださいヨ」と注意を促す。
私は例によって△4二銀型で構えたが、Takah氏が棒銀で来たので、私は2手損して△3一銀~△2二銀とした。
その後も難しい戦いが続いたが、Takah氏が長考後に悪手を指し、徐々に私の形勢がよくなっていった。
Takah氏は熱心なのだが、ガムを噛みながらの対局がよくない。植山七段に教えてもらう時も噛んでいるはずで、植山七段は温厚だから黙認しているのだろうが、厳しい先生なら一喝している。

私は△6四に桂を据え、△7六桂と跳ねる。この時植山七段がお手洗いから戻ってきたが、局面を見て、「一発入っちゃいましたね」とつぶやいた。

第1図以下、▲7六同銀△同歩▲8七金?△8六歩▲同角!△同金▲8三歩?△同玉▲8六金△7七銀▲8七玉△8六銀成▲同玉△8五歩?▲9七玉×△8六金▲9八玉△7七歩成▲2八飛△7八歩▲7五桂△7四玉▲9七銀△8七と▲8九玉△9七金(投了図)まで、私の勝ちとなった。

▲7六同銀△同歩に▲8七金寄が疑問で、△8六歩が入って優位が拡がった。ただ▲8六同角は好手で、私はほかに手がかりがないから、意外に難しく、驚いた。
ところが▲8三歩の王手が微妙で、私は手順に玉を前進し、またよくなったと思った。
Takah氏の最後の悪手が△8五歩に対する▲9七玉で、△8六金と抑えられてはもういけない。△8五歩には強く▲同玉でよかった。
それにしてもTakah氏は長考が多い。△9七金の局面でもしばらく考えていたが、これにて受けなし、をすぐに理解してもらわないと困る。
簡単な感想戦が終わると時刻は午後8時10分を過ぎていた。
いよいよ植山七段に教えていただく。見るとFuj氏戦は相居飛車。常連氏戦も相居飛車だが、植山七段が右玉に構えていた。
こちらも駒を並べ、対局開始。大野八一雄七段には角落ちで教えてもらっているが、植山七段はプロには珍しい「平手派」である。
私が▲7六歩と指そうとすると、植山七段が「あ、違うんだった」と言った。「(今は)私が先手でやらしてもらってるんだ」。
それで▲2六歩(△8四歩)と突いた。
(つづく)
コメント
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