一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2017年ゴールデンウィーク旅行・1

2017-10-18 00:36:02 | 旅行記・G.W.編
2017年のゴールデンウィークも私は九州地方を旅行するつもり。会社は休業になり、仕事も一段落したから、例年より多く時間が取れる…はずだった。
ところが私の手違いで、5月7日(日)に親戚を集めてある手続きをすることになり、当日昼過ぎには帰京せざるを得なくなってしまった。
行きは4月29日より前に発ってもよかったが、今年は23日~24日と天童の人間将棋に行ってきたので、さすがに間を開けたかった。よって後半に余裕を持たせたかったのだが、大失敗した。
それはとにかく、帰りの飛行機を押さえないことには安心できない。
4月25日にANAの空席状況を見ると、5月7日の午前便は満席。ネットからキャンセル待ちの申し込みをした。なお今回は株主優待券は使えず、ビジネスきっぷ割引での申し込みである。これじゃ何のために株主になったのか、よく分からない。
27日夜に空席の連絡が来たので、私は鹿児島空港10時55分発のチケットを購入した。料金は29,090円。8日(月)の朝だったら1万円以上は安くなったろうから、まったくタイミングがわるかった。
とはいえケツを押さえておけば安心である。問題は行きの交通機関だが、今年は「ひろしまフラワーフェスティバル」をもう一度見るつもりだったので、陸路とした。
こうなると、いつ発ってもいいから逆にのんびりしてしまう。会社も休業状態とはいえ雑用は残っていたし、上記のように天童旅行の疲れもあったので、5月2日(火)に発つことにした。
翌29日(土・祝)は世田谷花みず木女流オープン戦の観戦、翌30日(日)は下北沢のシモキタ名人戦に赴き、その帰り、みどりの窓口で切符を買った。
東京都区内から博多まで、7日間有効で13,820円。新幹線特急券はのぞみ号を新大阪まで買い、5,700円だった。
その日の夜、ネットで「くれたけイン岡山」に5月2日泊の予約を取った。
というわけで、今年は5日間あまりの行程。結局例年と変わらない、ゴールデンウィーク旅行となった。

朝9時に家を出て、山手線から東海道新幹線に乗り換える。
私がゴールデンウィークに新幹線を利用するのはかなり久しぶりで、2009年以来と思う。新幹線は金持ちの乗り物と信じているから本来私には無縁で、今回は胸の高まりを抑えきれない。前日にJR東日本の豪華列車「四季島」がデビューしたが、その乗客も私も、似たような高揚感だったと思う。
ホームに着くと、我がのぞみ219号が入線してきた。おなじみのN700系である。定刻の09時40分に出発した。
私の席は3Aで窓際。右には2人乗客が座り、ゴールデンウィークの中日とはいえ、やはり人は多かった。
新幹線からの車窓もなかなかのもので、眺めていても全然飽きない。ただ、窓が飛行機のそれかと思うほど小さく、そこはやや不満だった。
窓側の足元にコンセントがあった気もしたが、私だけスマホの充電をするのもアレなので、しなかった。
時々うとうとっとしては目をつむり、目を開ければ景色が流れる。まさに至福の時間である。
12時13分、終点新大阪に到着した。ここでたこやきの一つも食べたかったが、先を急ぐ。大阪さえ素通りするのが私流だ。
エスカレーターでは、人が右側に寄っていた。関東とは逆の位置で、関西へ来たんだ、の思いを強くする。
12時24分、JR神戸線の新快速に乗り、タイム27分、三ノ宮で降りた。
なぜ三ノ宮か。私は新卒のサラリーマン時代の一時期、関西担当に任命され、月に一度は大阪周辺を訪れていた。ここ兵庫県三ノ宮も降りたことがあり、ガード下の寿司屋で10カン500円のランチを食べた記憶がある。
ただこれが曖昧で、別の駅だった可能性もある。とにかくここのランチがまた食べたくて、私は20数年ぶりにここで降りたわけだった。
三ノ宮は大きい駅だった。ナナメ上空をモノレールみたいなのが運行していて、ずいぶん発展した気がする。
私はガード下をあたるが、そこは駅と一体化してずいぶん綺麗になっており、面食らった。
あの寿司屋が入る余地もなく、やはり駅を間違えたのかと思った。
表に出ると、初夏の雲ひとつない快晴である。
阪神電車の三宮駅ビルディングが見えた。JRは三ノ宮、阪神は三宮というわけだ。ほかに阪急電車もあるのだろう。一部区間だけでも乗ってみたいが、博多までのJR券を購入しているので、無駄遣いはしない。
反対側に出ると、50円ジュースの自動販売機があった。スーパーなら50円もなくはないが、自販機でこの価格は安い。記念に缶コーヒーを買った。



そのまま高架に沿って歩くと、味わい深い食事処が軒を連ねてきたが、やはり雰囲気が違う。私の記憶ではガード下の中央に通路が走っていて、その両脇に店舗があった。ここはガード下がすべて食事スペースになっている。
もう寿司屋は諦めた。ただ、ここ三ノ宮は食事処がいっぱいある。中でも小奇麗な通りの「旧西國街道」がそうだ。
まず「すき家」があり、その向かいが「吉野家」、その先に「松屋」があった。が、さすがの私も、ここで牛丼は食べない。
ある立ち食いそば屋はかけそばが240円で、トッピングを付けてもほぼ300円台で食べられる。
その並びの「どんぶりキッチン」は、天丼やかつ丼が530円だ。Aセットはざるそばの大盛り+ミニ天丼が780円で、これは食欲をそそる。
その反対側の「ニーハオラーメン」は、ラーメンが300円だ。
こちら側に戻って、「中華料理・雲井亭」も安くて美味そうだ。
本当に充実していて、三ノ宮の人は、毎日ここらで食事を摂っているのだろう。うらやましい。
ほかにもいろいろ店があったが、雲井亭は「雲井ビル」内に入っていたので、歴史が古いと考え、ここに入った。
「チャーハンセット(ラーメン+チャーハン)」(730円)をオーダーする。これ、東京だったらチャーハンは半チャーハンというところ。
ラーメンもチャーハンも、期待に違わず美味かった。ただチャーハンは、もう少し熱々ならなお良かった。
大満足して、次に向かうは姫路。そう、姫路城である。
(つづく)
コメント
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