いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

みがきにしんはおいしい

2010年01月12日 20時31分34秒 | その他
  

スーパーでみがきにしんが売っていた。定価 400 200g400円のところ、期限切れ寸前ということで、200円。買う。甘露煮にする。ごはんに合うし、そばと一緒に食べてもいい。お酒にもぴったり。ちなみに、にしんが採れた場所はアメリカ。加工場所はいわない。

札幌育ちのおいらは、みがきにしんにはがきんちょの頃から親しんでいた。当然、おばかなので、磨きにしんだと思っていた。今から思うと安い食材だからよく食べさせられたのだとおもう。正直子供心に、おかずにみがきにしんが出てとてもうれしいと感じた記憶はない。コンサドーレ@がきんちょにとって一番はやっぱり、例えば、ザンギだ。

もどって、身欠きにしんをどうやって食べていたのかもあんまり覚えていないが、固いことと骨が子供ごごろには嫌だった、つまりのどに刺さる恐怖があったような気がする。そんな時はごはんと一緒に飲みこみなさい!と言われた。

長じてみがきは身欠きと知る。それにしても、はらわたを取った状態を身欠きというのも変だな。なぜなら、さんまの身とはらわたという語法があるからだ。そもそもハラワタを抜いたいか身欠きいかといわないではないか!なぜ、にしんのはらわただけが"身"なのか?

さらに、みがきにしんは干した魚ではあるが、開きではなく、まっぷたつにされた魚の胴体の片側なのだ。なぜ、アジなどは開いて干して、ニシンはまっぷたつにして干すのか?とある人に尋ねると、アジは小さいから開かないと ちんけ になっちまうから。それに比べにしんは頭とって真っ二つにして干しても、あったかいおそばの上で立派なお姿を披露できるからではないかというお答え。なるほど。(後記;にしんの開きというのはあった。でも面積広し!)

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