遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

危機なら醸すしかないでしょ

2017-10-06 22:50:18 | 
雨でしたねー。今日は朝の1限目から昼まで連続で講義でした♪ 教養科目から専門科目まで・・・・気体の状態方程式からマイクロRNAによるmRNAの分解までぶっ飛びましたよ。(笑)
コハクチョウ初飛来 羽咋の邑知潟(北國新聞)
帰宅時~あす朝 四国~関東で激しい雨 (tenki.jp)
西日本〜東日本 あすにかけ非常に激しい雨のおそれ
日本海側はたいした雨にはならないように思ってます。溜まってるデスクワークがあるので明日の土曜日は通常営業で大学で働く所存です。来週早々に科研費の申請書はやっつける予定。

昨日からお酒の仕込みが始まっているそうです。来年が楽しみですなぁ。
PR強化へ GIロゴ発表 白山酒造組合 市内醸造清酒示す(北陸中日新聞)
白山市は市内の清酒製造業者五社でつくる白山酒造組合で一定の品質を満たした市内醸造の清酒を示す地理的表示「GI白山」のロゴマークをつけることにしました。清酒では山形県がすでにやっているそうです。お酒は地域を限定する価値があると思うので、いいぞもっとやれと思っています。

ベルギーの教会が醸すビールって、あこがれがあります。おいしいんだろうなぁって。
閉鎖寸前の教会がビール生産で復活、ベルギー (REUTERS)
閉鎖寸前に追い込まれていたブリュッセルのカトリック教会が改装資金調達のためにビール醸造に乗り出したそうです。種類はペール・エール。第一段階の試験販売として5万本うるってんだから、もはや「試験」を越えてると思うんだけどそれくらいは普通にでるのかな?

大学も醸してる。
特製ワイン「芳しき野生の乙女」香川大農学部が仕込みスタート(産經新聞)
香川大学農学部はワイン用のブドウ「香大農R-1」を開発したんだそうでして、それを使ってワインを醸しています。もう12年もやってるそうです。開発されたブドウ「香大農R-1」は、沖縄県に自生するヤマブドウとマスカットを交配して開発されたそうです。濃い色に反して渋みが少く、一般のワインに比べてポリフェノールも2~3倍多く含まれているとのこと。渋みが少ないと僕はがっかりなんだけど、宣伝としては「飲みやすい」んだそうだ。「飲みやすい」というのは酒に対する最低の褒め言葉です。それしか言ってもらえない酒は、しょうもない出来だってことです。今シーズンは約9トンのブドウを用い、フルボトル換算で約7500本を製造する予定だそうです。5万本出すっていうベルギーのつぶれかけの教会に負けてるぞ。(笑)

危機感を感じているだけなら誰にだってできるよ。
科学分野のノーベル賞ゼロ 科技相に危機感 (日本経済新聞)
〈以下引用〉
松山政司科学技術相は、2017年のノーベル賞で自然科学分野に日本人の受賞者がいなかったことについて「日本の基礎研究力の低下が危惧されている」との認識を示した。6日の閣議後の記者会見で「大変残念だ」と述べた。・・・〈中略〉・・・松山科技相はこうしたランキングの低下を憂い、大学の研究を支える基盤経費の減少や、任期付きの研究者が増えていることなどが背景にあると分析した。「経費の確実な措置や研究を支える設備を強化する。民間にも研究投資を促し、研究力強化に努める」と強調した。

日本政府は基礎研究にお金を出さないことにしたのに、何を心配しているんだろう? そもそも毎年受賞者が出ると思ってるところが基礎研究の広さ深さを分かっていない。でも、まあ、分からんなりにもなんとかしようって思ってもらえるとありがたいこってす。そもそも、こうすればあれができるとか、これが成功するとどんだけいいことがあるとか、予想ができる時点でそれは科学のテーマとして終わっているわけでして、分からないことを調べるのが科学なのです。これは民間にはできないので国がパトロンになってやるしかないんよ。だからね・・・科研費ちょうだい♪

本日ンおお酒:KIRIN 秋味 + 手取川 吉田蔵 純米酒
コメント
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