感染症診療の原則

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「HIV感染患者透析医療ガイドライン」

2010-12-31 | Aoki Office
HIVに感染したあと、治療をしないで高ウイルス状態が続くと、それだけで臓器がダメージを受けることがわかってきました。

腎臓は特に大きなTopicsです。

腎機能障害につながる治療薬があり、糖尿病を合併する人での腎症も問題です。

透析を導入する人も増加傾向ですが、「HIV陽性の人の透析はしない・できない」という医師やスタッフもいるそうです。

エイズ診療拠点病院は導入はできるのですが、外来での維持透析ができない施設があり、民間の透析クリニックの協力が不可欠です。

このことは問題になっていたのですが、このたび日本透析医学会による「HIV感染患者透析医療ガイドライン」が公表されました。

このガイドラインは、もともと厚生労働省疾病対策課にいらした(今はまだジュネーブ?)喜多先生が学会のに相談をもちかけたことからはじまったそうです。

喜多先生とは高山先生(当時厚生労働省、現・沖縄県立中部病院)のご紹介でお会いしたことがあります。
現場の問題に真摯に耳をかたむけていただきました。

本資料、ICTの人は要チェック。
(特別新しい記載はないですが)

対応機関が増えることを期待しています。

Journal of AIDS 2010年12月15日
「Dialysis and Renal Transplantation in HIV-Infected Patients: a European Survey」
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