感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
(リンクはご自由にどうぞ)

ちょっと工夫の時事ネタ

2006-11-17 | Aoki Office
時事ネタが得意でないというコメントをいただきましたので、感染症に関わる人たちの情報収集って?を考えてみたいと思います。

たとえばインターネットを使う場合でも、メーリングリストのように受身でもらえるものもありますが、じゃんじゃん届く場合の選別はかえって手間だという人もいます。ウチワの情報なので貴重な場合も多いですが。

ニュースサイトをどこかひとつ基本に選び、さらにキーワードを設定して特定のニュースだけ選んで自分のアドレスに送ってもらうという手もあります。
たとえば「Google News」のトップページで世の中の動きを見て、さらにニュースアラートで「院内感染」といった言葉を登録するという方法です。

Google Newsで「結核」をみてみると

■男性23歳が結核で、同僚・家族10名に集団感染(神戸市保健所11/15発表)

■結核で1年以内の死亡、10年で2倍に(結核予防会調査11/6)
高齢者やほかの病気で抵抗力が弱まった患者の増加が背景に。2005年では
60才以上の割合は06年で60%を超えた。
高齢化で抵抗力の弱い患者が増えるのと並行して、糖尿病などほかの病気
を合併する例も多くなり、結核の薬が効きにくい例が目立つ。
また、経験の浅い医師が風邪や肺炎だと思って結核の発病を見落としたりする
ケースもあり、1年以内の死亡率を押し上げている、とみている。

■産科と結核病棟休止 銚子市立総合病院 医師不足で診療困難(10/31)

結核病棟を担当する呼吸器科では常勤医2人と、週1回の日勤医1人で診療
を行っているが、来年3月末で常勤医2人が派遣元の大学病院に引き揚げて
しまい、後任の医師の確保も難しいため、診療の継続が困難になった。
さらに結核患者の減少で不採算の要因となっているため、休止を決めた。

なんてニュースがならんでいました。
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