感染症診療の原則

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熟読・速読

2011-01-03 | (ちょっと休憩)ほんとに休憩
明日から世の中は仕事モードになります。
お忙しい皆さんも、お休み中に映画や音楽、読書などにいそしまれたのではないかと思います(^^)。



青木編集長は本をじっくり読むスタイルです。
このページにこんなことが書いてあったよ(ぶつぶつ)、と説明しながら読むのでさらに時間もかかるのではないかとおもいます。熟読系ですね。記憶にとどまるかどうかは別の問題ですが(--;)

編集部は速読系。

実は、速読しようとおもって速読になったのではありません。
(以下は速読法の解説ではありませんのであしからず)

高校1年のときに「ある大学」を受験しようと思いたち、その試験対策として予備校講師に指示されたある作業をしているうちに結果として速読もどきになりました。

この大学が、今も同じ試験傾向かは知らないのですが、複数領域の長文を読んでその内容について問われるという、他の大学にはないスタイルのものでした。

予備校講師が課した訓練は、「岩波新書を1日3冊」です。
1冊30分をめざし、時間を意識しながら読むようにします。
世の速読テクを誇るひとたちは15分をめざすそうですが、速読そのものが目当てではありません。

最初は1冊でしたが1ヶ月後には実際に1日3冊ペースになりました。

お金がなかったので、図書館に通い、気に入った新書は古本屋で購入。
(最終的には本屋でアルバイトをして社員割引を活用)

「1日3冊」ですが、最初は好きなテーマを選んでよいが、2冊読めるようになったら絶対に読みたくないテーマで読め、1日3冊読めるようになったら「是非読みたいタイトル」「絶対に読みたくないタイトル」「無関心のタイトル」でといわれました。

この場合の「読む」は、最初から最後まで目を通し、そのゴールとして、著者が言いたいこととその論理展開、論理の限界を意識しながら読め、です。

実際、大学の試験問題は主張・実証・反証あたりをついて出ます(そこがクライマックスであるから)。

速読というテクニカルなことよりも、自分の知らない世界・興味がないと思っている話でも、とりあえず関心を向けてみるという、コミュニケーションの基本の学習につながった・・・が20数年後の今、実感することです。

その大学は三鷹市にある国際基督教大学。今も同じ試験傾向かわかりませんが。

この作業中に失ったのは、いくばくかの貯金とBF(会話かみあわなくなりますから)。
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