感染症診療の原則

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「食べられなくなれば寿命」の話

2010-07-02 | Aoki Office
先日、ある会議で、90歳の白血病の化学療法の話と、認知症が増えて高齢者の積極的な治療に対する同意確認が難しいという話が出ていました。

この先短期間で医療や介護を必要とする高齢者が増加するわけですが、実際にどこまでやるのか、医療機関や施設に入れたとしても、施設ならではのリスク(処置や感染症)の問題等も生じます。

どのような説明をするのか。ゼロリスクはなく、死が100%避けられるわけでもないところで、「自分はこうしてほしい」ということを先に考えて伝えておくことが必要だよなーと思います。

「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか
石飛 幸三
講談社

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読売の連載から考えました。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=26409

私たちの終わり方―延命治療と尊厳死のはざまで (学研新書)
真部 昌子
学習研究社

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明日から2日間はEBICセミナー。途中抜けて名古屋の「超重症」の集まりに出かけます。
安楽死の出来る国、オランダから講師が2名。 いろいろときいてみたいとおもいます。

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