2023-131 我が母、天寿を全うする。享年103歳

7月半ばから体調不良で施設から病院に入院していた母親だったが、
約2か月後、息を引き取った。後5日で誕生日の103歳だった。
安らかな表情だった。
9月生まれで9月に生を閉じた。1世紀の激動の時代、大正、昭和の戦争中の20代に結婚。
家族を支えながら頑張った昭和の時代。
そして平成、父が20年前に他界。
その後も家族の精神的な支柱になっていた気丈な母だった。
９７歳で一緒に山歩きを楽しみ散策した母。
１００歳では。内閣総理大臣の賞状を県や市から記念品と金一封を頂いた。
自宅に住んで自力で歩いた１００歳。暇さえあれば草取りに精を出していた母。
転倒してからは介護施設での生活。
コロナのため十分な面会が許されなかった晩年だったことが悔やまれる。
しかし、行く先々で与えられた生を全うした母。
後に続くものにとって人生１００年時代。よき範を示してもらった。
ありがとう。安らかに

合掌

2023-130 稲刈りスタート

今週から始まった稲刈り。
あちこちからコンバインの刈り取りの音が聞こえる。
我が家でも同様に天候に合わせて少しずつ刈り取り今日で2日目。
今週の天気予報は始めは晴れだったのが少しずつ変化。
秋雨前線により、午後から雨マーク。などで予定が狂ってきた。

昨日は25アール。水分量22パーセント　収穫量22石
今日は30アール。水分量26パーセント　収穫量24石だった。
昨年より1割ほど収穫量が多いようだ。
残りは後４５アール。1町歩1ヘクタールの水田である。
水分量が多いと乾燥に時間がかかるのだった。
明日は1日雨。
本当に久しぶりの休息日だ。

2023-129 異常気候で野菜に変化が

３０度を超す日々がまだまだ続く。
産直ではまだスイカの売れ行きが好調だ。
とはいっても大玉スイカは完売。小玉などのような
小さいものがあと4個残っている。
この時期からすると3度以上高い。
秋といえば栗。我が家の栗林ではここ数日栗の収穫。
今までに10キロ収穫した。しかし、こんなものではない。
1日に9キロ収穫も昨年はあった。最低気温が高いので収穫が遅いのだ。

畑のキュウリは既に雨不足で、今年は終了。
それに代わってゴーヤが元気だ。青々とした葉何処までも伸びるつる。
そして遅く種をまいた30本のオクラ。
それとナスが豊作だ。なんと1袋ピーマンと同じ価格の設定で産直へ。
価格はそこらのスーパーの半額なのだ。

この時期、ほうれん草が1週間で発芽するのが5日
ラデイシュに関しては3日で発芽する。
今は8月末に種まきした白菜の分割植え直しの最中だ。
異常気候により今までの作物カレンダーも早めの対応が必要だ。

2023-128 総力をあげて文化座公演「旅立つ家族」

9月に入っても残暑がまだまだ厳しい昨今。すいかも完売
これからスイカ畑の整地作業に入る。今は枝前のラスト週間だ。
秋野菜の大根・白菜はどうにか1週間かかって各5袋の種まきが終わったばかりだ。

さて月末に文化座公演を観劇。総勢30人近い出演者、
大規模でかつ質の高い芸術で観劇して心に残る名作であった。
韓国の国民的画家イ・ジョンソプ　韓国のゴッホなどと称され小学生でも知らない子どもはいない
と言われている。特に牛をモチーフにした一連の作品が有名である。

１９１６年、大正5年　今の北朝鮮の豪農に生まれたジョンソプ。
平壌に住む実業家の祖父の家で学び、１９３５年、東京帝国美術学校に留学。文化学院で
山本方子と出会う。ひかれあうが帰国するジョンソプ。
手紙のやり取りをしながら方子は朝鮮に渡って結婚。しかしその数か月後、日本は敗戦。
朝鮮ではその5年後朝鮮戦争が勃発。
2人の子を抱えて芸術と家族を守るためにプザンへ。そして済州島へ。たどり着く。
その後、生活のために夫婦は別居して方子は子どもを連れて日本へ。
夫のjジョンソプは健康状態が悪化、39歳で亡くなる。
一方、方子は100歳まで長らえ、夫の功績を広めた。

激動の時代を生きる2人のロマンと生活苦。
見事な演出に引き込まれた2時間40分であった。
劇団四季の「ミス・サイゴン」に匹敵するくらいの内容で見ごたえがあった。