ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2021-20 合唱団再スタート 悲報、横井久美子氏亡くなる

2021年02月28日 | 日記
10月からコロナのため合唱団活動も休止状態。
5ヶ月ぶりに再開。
久しぶりなので春にちなんだ歌などマスクをつけながらの歌声会。
そこでシンガーソングライターの横井久美子氏が1月14日亡くなったことを知った。
享年76才。昨年の小林康浩さんに続いて惜しい方を亡くした。
彼女の愛称歌をみんなで歌い追悼した。

「私に人生といえるものがあるなら」
そしてアイルランドで1972年におこった公民権運動で
イギリスの兵士が発砲して13人が亡くなり血の日曜日と化したことを歌った
「私の愛した街」
歌詞がそのストーリーとなっている。

世界ではミャンマーをはじめ各地で紛争がまだまだ解決されていないが
少しでも早く収まることを願いたいものだ。



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2021-19  続 憲法の話

2021年02月28日 | 日記
講演後の質疑ででたこと
Q コロナ関連で罰則を設けることについて
 感染予防のため休業要請は法的にはどうか。
Aむやみにやると憲法違反であるが現段階では問われない。
 例えば食中毒で危険性での営業停止は合憲である。
Qマイナンバー制度と個人保護の観点
A日本はプライバシー意識が高い。注視していきたいところだ。
Q三権分立がゆがんできているのではないか
A 忖度が安倍政権から管政権まではびこっている。
 しかし直近での裁判では生活保護の切り下げについて違法という判例が出てきている。

今は下りのエスカレーターに乗って歩いているようなもの。
歩みを止めるとどんどん下がっていく。今はこんな時期なのだということ。

結構、厳しい社会を指摘していた。。


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2021-18 憲法の話 

2021年02月28日 | 日記
木村弁護士の講演があった。オンラインで研究室からの講演。
かつて生の講演では900人、今回はオンラインで90人の参加だ。
木村草太氏は41才。難しい話をわかりやすく話すという弁護士だ。
コロナ感染の今、移動・集まり、対話、という
三つのことが制限され弱まってきているという。
今回の柱は4つ。
女性の権利と夫婦別姓訴訟、子どもの権利と校則問題、憲法から見た親権、
そして日本学術会議問題だ。

校則については
教育上のことで生徒の心得という点では強制ではないとの解釈。
であるから判例からもよほどのことがない限り合憲であると。
次に、日本学術会議問題。
105人のうち六名が任命拒否されるという問題だ。
これは明らかに法に触れている違法であると断言。

それではこの問題についてはどう決着するのだろう。
今後の展開に注視したい。





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2021-17 多くの人に伝えたい「岬のマヨイガ」

2021年02月23日 | 日記
本県出身の柏葉幸子原作、児童文学の「岬のマヨイガ」
これは震災作品である。
それを舞台化し、主演竹下景子、そして10数名の役者さんの熱量のある
演劇であった。
マヨイガとは「迷い家」で民話のふるさと、遠野に伝わる
マヨイガに泊まると誰もが幸せになるという伝えがあるという。(作品の中で)
この作品はただの震災作品とは違う。
今の社会を凝縮しているのだ。
3,11のあの時、三陸に偶然居合わせた東京からきた小学生の女の子と離婚を決意した女性。
実はその女の子は両親を交通事故で亡くし、叔父に引き取られるという設定。
また女性はDVから逃れ逃避行している。
それが震災で避難。その場にたまたま居合わせた老女と一緒に現地に住み続けるのだった。
震災のショックで声がでなくなった女の子。
また老女は別次元のモノと交流ができる力を秘めている。
いわゆるファンタジイの作品。だからこそ演劇が難しいものをどう演出するかも見物であった。
震災で誰もが深い悲しみを背負っている地域の人たち。
その心につけいる妖怪のウミヘビとアガメ。
見所満載。見ていていやがおうにも被災者の悲しみ、苦しみが伝わってくる。
一口に言うとその地域の再生と人間の再生を描いている。

今月末に放映されるそうだ。是非視聴を。
多くの人に伝えたい感動的な作品である。


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2021-16 県内の先人の奨学金制度 

2021年02月14日 | 日記
 丁度一日前の真夜中の地震、揺れが大きくてびっくりしました。
亡くなった方も出ず、幸いでした。
先日の有る番組で苦境に追い込まれる大学生の特集があった。
学生の四分の一が中退や休学を考えざるをえないというアンケートがあった。
諸外国では奨学金は返済しなくてもいい制度であるが
日本では2年前にようやくその形態の奨学金制度が発足。
しかし門戸は狭く成績優秀などで実質2パーセントという狭さだというのだ。

県内で歴史を学び直していて先人達が奨学金を援助していることを知った。
その一人があの銭形平次を書いた野村胡堂。彼は石川啄木より四つ上で
盛岡中学時代、共に文学に親しでいる。
野村胡堂には三つの顔がある。
一つは生業の新聞記者。もう一つは小説家、そしてあと一つが音楽評論化である。
その彼がソニー株でもうけ資産を残している。帝国大を金銭的理由で中退した彼は
自分のような若者を支援したいと私的な奨学金の財団を創立した。
それから半世紀近く、県内の学生に年に数人支援している。

もう一人は新渡戸稲造である。亡くなってから記念館事業として、県内の自治体からと
企業から募金を募り、一名の学生に支援活動している。
今は低金利などで活動が元金を回しているという。

学生の数からしたら少しかもしれないがこのような先人が応援しているのだ。
学生の皆さん、もう少し頑張ろう。



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