HPS Japan -チャイルドフレンドリーな医療と環境の実現のため、奮闘している人たちのブログ-

本ブログは、HPS(ホスピタル・プレイ・スペシャリスト)に係る情報を発信しています。

久しぶりの更新です...

2011年02月28日 | 日記
第6クールの講義編が金曜日で終わりました。

受講生の皆さんは、今日から実習に出かけております。
実習初日がこんな雨だなんて…大変です

本当に忙しくってなかなかブログの記事が書けませんでした
でもこの1週間、本当にたくさんのことがありました。

まず受講生たち12名は・・・
本当によく頑張ってたくさんのことを学びました。
子どもの気持ちに寄りそって、病院や治療を見た場合に、
どんな支援ができるのかよく考えるようになったと思います。

遊びがどんな状況にいる子どもにとっても
欠かせないものであることを良く理解し、
どんな活動を取り込んでいけばいいのか考えられるようになったと思います。


たくさんの涙もありました。
これまでやってきたことを振り返り、治療を優先させるあまりに、
子どもの自尊心を傷つけたことに対する後悔の告白や、
自分はそこから逃げてしまったという自責の念など

でも、彼女たちは変えなければならない現状に目を背けた訳ではなく、
金銭的にも肉体的にも、精神的にも大きな犠牲を払って、
この講座にやってきたのです。


私はいつもそういう彼女たちの真摯な学ぶ姿勢に、
自分自身を振り返る機会を与えられています。


この人たちの数は決してまだ多くはありませんが、少しずつ、
子どもにやさしい医療が提供できる環境が整っていっていることを
実感しています

私たちHPSは決してエリートの集団になってはならないと思います。
エリートになればなるほど、子どもたちから離れて行ってしまうことを恐れます。

子どもたちが遊ぶとき、そこにあるのは精神が解き放たれた自由です。
遊びを介在させて子どもとコミュニケーションをとる重要性は、
そこには平等な関係が存在するからです

まだまだ学びは続きますが、大学として
最大の応援をしていきたいと改めて思いました

まっちゃん

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