辛島美登里の歌に
『サイレント・イヴ』なる楽曲があった…
歌詞の内容はあまりにも暗く(不倫の歌と解釈する)
クリスマス・イヴには聴く気にはなれない歌だった…
以来、静かな聖夜(というより、一人ぼっちの聖夜)を
『サイレント・イヴ』とは呼ばない。
(何の変哲もないが)心穏やかなイヴを過ごせればそれだけでいい。
そこで、MrK、『静かなる聖夜』を称して
『イーヴン・イヴ(even eve)』、なる新語を造ってみたが、
いかがだろう(なに?語呂が悪いって?)
『イーヴン・イヴ』にはやはり楽しい歌を
聴きたいものだ(構わず話を進める…)。
日本では12月25日(気分的には24日)が過ぎると、
クリスマスムードには終止符が打たれ、
街角やデパートの飾りつけは正月向けに一変する。
ヨーロッパなどでは、クリスマスはむしろ24日から始まり、
中には、年を越して1月6日の顕現祭まで続く国も
あるそうだ。
昔は12月25日から1月5日までの12日間、
毎日プレゼントをもらっていたとか…
そんな慣習をおもしろおかしく表現していて、
数あるクリスマスキャロルの中でも、
歌ってもっとも楽しい曲、それは、
" the twelve days of Christmas "。(と思う)
マザーグースのクリスマスソングの一つなので
ご存知の方も多いだろうが、実際あまり歌わないかも。
MrKの中学時代、Mr Gregory という外国人講師がいた。
遠くカナダからはるばる日本に派遣され、
この季節、故国が恋しくなるのか、
12月に入ると、英語の時間はずっとクリスマス・キャロル。
生徒達は、半ば強制的に歌わされたものである。
中でも難関なのがこの " the twelve days …"。
実際に歌ってみるとかなりむずかしい。
12番まであるが、1番進むごとに、
プレゼントがどんどん増えてゆくのである。
一度歌ってみられてはいかがでしょう?( ↓ 動画参照)
http://www.worldfolksong.com/xmas/song/twelvedays.htm
ちなみに12番の歌詞が ↓ である。
On the twelfth day of Christmas,(クリスマスの12日目)
my true love gave to me.(愛する人がくれたのは)
Twelve lords a-leaping,(12人の跳びはねる貴族)
eleven ladies dancing,(11人の踊る女性)
ten pipers piping,(10人の笛吹き)
nine drummers drumming,(9人の太鼓叩き)
eight maids a-milking,(8人のミルクを絞るメイド)
seven swans a-swimming,(7羽の泳ぐ白鳥)
six geese a-laying,(6羽の卵を産むガチョウ)
five golden rings.(5つの金の指輪⇒ここで一息)
Four colly birds,(4羽のすすで汚れた小鳥)
three French hens,(3羽のフランスの雌鶏)
two turtle doves,(2羽のキジバト)
and a partridge in a pear tree.(西洋梨の木に止まるヤマウズラ)
どこかJitterin' Jinn の『プレゼント』に似ているが、
1番ごとにどんどん歌詞が長くなっていくので、
とっても楽しいですヨ。
どうぞ、今宵これといって楽しい企画のないあなた、
動画に合わせて歌ってみてごらん?
ステキな『イーヴン・イヴ』(しつこいって)となるでしょう。
Merry Christmas!