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今朝から電話が鳴りっぱなし。どうやら、鳩山大臣が4度目の死刑執行を行ったらしい。未確認だが、東京拘置所での執行が行われた模様で、他の場所での執行が行われたかどうかは判らない。12月、2月、4月と執行を続けてきた鳩山大臣は、国会閉会直後となるはずだった今日、定期的な執行のサインをするのではないかと十分よ予想されていたことではあるが、日本が国連総会での「死刑執行停止決議」と相反して執行ペースと執行数を増していることは間違いない。さっそく亀井静香議員連盟会長と連絡を取り、今日の3時から衆議院第2議員会館第1会議室で抗議の記者会見をすることを内定している。法務省からの発表は、11時すぎになる模様。

[追記]

そのうちひとりは幼女連続殺害事件の宮崎勤死刑囚だった。1989年に彼が逮捕されてから、月刊誌『潮』の編集者と事件現場を1ヶ所づつまわったことを覚えている。この時期に、宮崎勤死刑囚の処刑が行われたことについて、先日起きた大量無差別殺傷事件を念頭に置いたものと思われる。鳩山大臣に面会を申し入れたが、「今日はあらゆる面談を断っている」という理由で拒まれた。法務省に対しては、
議員連盟としての「抗議声明」を準備した。

抗議声明 死刑執行に強く抗議する 

死刑廃止を推進する議員連盟
会長 亀 井 静 香
事務局長 保 坂 展 人


私たち「死刑廃止を推進する議員連盟」は、鳩山法務大臣が本日、3名の死刑囚に死刑を執行したことに強い怒りを表明する。鳩山氏が法務大臣に就任してから、ほぼ2ヶ月おきに死刑を執行している。もはや大臣自身がベルトコンベヤーのごとく自動的に死刑執行を「処理」しているかのようである。日本において、死刑判決の数、執行の数を増大させている状況は異常である、と断言せざるを得ない。

国連人権理事会の普遍的定期的審査作業部会では、日本の人権状況とりわけ死刑執行を続けていることに強い懸念が表明された。しかし、6月12日に日本政府はこうした国際社会の勧告を受け入れないという意思を明確にしたのである。今回の死刑執行はまさに、この国連人権理事会へのあからさまな対抗行動であり、国際社会のルールを守ろうとしない姿勢に、我々議員連盟は強く非難する。

「死刑廃止を推進する議員連盟」は、来年から実施される裁判員制度において、一般市民からなる裁判員が担う大きな負担を考え、死刑に限っては全員一致でなければ死刑判決を出せない、という法案を検討している。国際社会の流れから言っても、死刑は慎重に扱われ、死刑廃止に向けて着手するべきなのに、鳩山法務大臣の連続執行は、全く逆の方向を向いている。

G8サミットが7月に開催されるが、参加国の中で死刑があるのは日本と米国のみである。人権外交を標榜する日本は、このような野蛮な刑罰である死刑を廃止するべく、国内法の改正に早急に着手するべきである。今こそ、鳩山法務大臣のもと、死刑制度のあり方を根本的に見直す時期であることを強く申し入れ、本日の執行に抗議するものである。

[声明終わり]

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