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午前中、法務委員会。午後、文部科学委員会。そして、再度、法務委員会とキリモミ状態で駆け回った。昼は、議員会館内で開かれた集会で、「共謀罪反対」の署名が16万人分持ち込まれ、トータルは30万人になるなど関心の高さを見せつけた。
質問の合間に、世界各国の共謀罪・参加罪導入事情を調べているが、リビアやアラブ各国でどのような法整備がされたのか、されていないのかはまるで分からない。読者の中に片鱗でも御存知の方がいたら情報提供をいただきたい。外務省がこの点に関しては、サボタージュがはなはだしいので各国大使館に問い合わせることも考えている。

先日のブログで紹介したように、国連の『立法ガイド』には各国の基本法制を尊重して、国際組織犯罪対策を行うべしとの記載があり、これだけ広範囲な共謀罪を導入するような法原則の改変を求めているわけではないことが理解できる。ガイドが発表されていた2004年には、すでに法務省は法案提出をしていたと書いたが、その後に2度も廃案になっているので、ガイドの趣旨を生かして書き換えることも出来たはずだ。ところが、「条約」をふりかざして不自然な共謀罪体系を作ろうとした政策を、なぜ転換できなかったのか検証が必要だろう。

この国会で積み残したことを来週は、閉会日をにらんで次々と確かめていきたい。

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