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今日は午後から世田谷区内でマイクを握った。とても6月だとは思えない暑さで、熱風がアスファルトから反射してくる。『年金一揆』と染め抜いたノボリを立てて、昨日の記者会見で明らかにした『捨てられた年金記録、83万件』の年金調査報告を配布した。6月から地方税も、定率減税廃止の影響ではねあがっている。国会の会期延長と投票日の繰り下げが、安倍内閣の自己中心的な本質を表していると訴えた。昨日の社民党の記者会見からしばらくたって、社会保険庁青柳親房運営部長は記者会見を行っている。

[報道] 83万件の記録のうち、マイクロフィルムなどに保存せず、廃棄されていたのは約71万件だった。残りの約12万件は「理由は不明だが、記録が残っていない」とし、紛失などの可能性があるとした。失われた計83万件の記録について、同庁は「永年保存すべき文書で、廃棄などは厚生年金保険法違反に当たる」と認めた。(6月23日・読売新聞・YOMIURI ONLINE)

 83万件の年金記録のうち、71万件が廃棄されていたと言うが、残りの11万件はどこへ消えたのか。また、「その他」に分類された12万件が受給前の人たちだった可能性があり、政府・厚生労働省が「年金記録」の実態をさらに「ひた隠し」にしている現実が明らかになった。「対策」をあれこれと言う前に、隠し事をすべてオープンにすることが先決ではないか。

 おそらく、来週の参議院厚生労働委員会で安倍内閣は、「日本年金機構法案」「特例法」を苦し紛れに強行採決する予定だろう。しかし、たった1枚のねつ造された「旧台帳」の数字を見て、指摘したことから明らかになったこのデタラメは、はたして旧台帳だけの問題なのだろうか。私たちに出来る与党への抵抗は、真実を国民の前に明らかにして強行採決を断念させることだ。


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