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朝9時から始まった衆議院予算委員会は、開始時間も30分遅れた。「つなぎ法案」という妖怪がウロウロしていることからピリピリした空気が流れている。そして、午後1時からの委員会審議は止まった。1時間40分後に再開、当初2時15分だった質疑予定は4時15分と2時間ズレこんだものの行うことになった。「『つなぎ法案』は国会を破壊してしまう。議論をする前に数の力で押し切ろうとする問答無用の強硬策を戒め、つなぐのなら『年金記録』」と前置きしながら議論に入った。

舛添大臣は「旧台帳1365万件」が番号通りに並んでおらず、いくつもの箱を開けてみなければ台帳を探せない」事実を認め、「探そうとしても、有るのか無いのか判らない」という事態に陥っているとの認識を示した。とすれば、「5000万件の宙に浮いた年金」「1430万件のマイクロフィルム化した年金記録」に加えて、「1365万件の紙台帳」の徹底調査を行う必要があると舛添大臣・福田総理に迫った。

年金問題:厚生年金紙台帳、早急な整理指示--舛添厚労相
 厚生年金記録の原簿である手書きの紙台帳1365万件が倉庫でずさんに管理されている問題で、舛添要一厚生労働相は29日、衆院予算委員会で「最初から都道府県別に並べ替える。早急にやるよう指示した」と述べた。

 保坂展人議員(社民)の質問に答えた。この紙台帳は、厚生年金制度が始まった1942年から57年までの記録で、97年から埼玉県小川町の民間倉庫に保管されている。【野倉恵】

毎日新聞 2008年1月30日 東京朝刊

福田内閣の公約なのかと問うと、「私は厚生労働大臣と連帯責任を負っています」と答えた。旧台帳問題はこうして、「福田内閣が解決を約束する公約」のひとつに加わった。昨日来の、「つなぎ攻防」の裏話はこの後で書くことにする。



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