昨日の総選挙結果は、多くの皆さんから御支援を頂いたにもかかわらず、議席に及びませんでした。東京で最強と評されてきた相手候補を追撃して、11万6723票まで支持を伸ばしたものの、なお逆風下で14万7514票を獲得した相手候補に、3万0791票差で振り切られてしまい当選かないませんでした。また、「派遣の立場から社会を変える」と名乗りをあげた比例単独候補の池田一慶さんと共に、「保坂のぶとを国会へ」と社民党東京ブロック比例区では29万9032票(4・3%)と1議席に到達することが出来ませんでした。地元杉並区をはじめ東京、全国で熱心に応援してくれた皆さんの努力にもかかわらず、国会の議席を獲得することが出来なかったことを大変に申し訳なく思います。
まだ、昨日までの熱気の余韻が残っていて、人と人がつながり、また力を合わせることの凄さと、その可能性を感じています。民主党、国民新党、生活者ネット、無所属などの立場で大きな連合の輪をつくり、選挙戦の後半は大車輪でぐんぐん運動を拡げることが出来たと候補者としては、とても手応えのある選挙でした。しかし、「議席獲得」という結果を出せなかったのは私の非力ゆえで、応援してくれた皆さんの熱意を形にして結晶させることが出来なかったのは悔しい限りです。また、明日以降に詳しく報告していきますが、大変な皆さんの御支援に感謝感激しつつ、本日は筆を置きます。
選挙結果をうけたご挨拶
*以下は、選挙結果が判明した時点(30日深夜)で、事務所にお集まりくださった皆さまに行なった保坂のぶとのご挨拶(抄)です。
勝利を信じてたたかってきましたが、力不足という結果になって非常に残念です。
ここ杉並で、他に類をみない踏み込んだ多党協力の体制をつくることができました。ボランティアが本当にたくさん集まってくださり、勝手連もたくさん生まれて、大きな波を感じてきただけに、勝利できなかったのは悔しい限りです。
選挙戦をたたかう中で、多くの有権者から「自民党政権を変えて欲しい」という声を頂きました。選挙戦を通じてうったえてきた、税金の使い道の完全公開などへの多くの方々の期待が、体に残っています。だから、これからも悔しさを跳ね返すたたかいを続けていきたいと思います。
自民党最強と言われた候補者を相手にしながら、ここまで押し上げてくださった多くの皆さまに心からのお礼を言いたいと思います。本当にどうもありがとうございました。
12日間のたたかいの中で、反応が目に見えて出てきました。選挙戦後半になると、旧来からの自民党支持者からも支持の声が聞こえるようになりました。そういう意味でも、手ごたえを感じる選挙でした。有権者からの熱い想いがこれだけぶつけられた選挙はこれまでなかったものです。目指している方向は大いに支持されたものと受け止めています。何が足りなかったのかは、これから考えたいと思っています。
民主党が300議席を超えるわけですが、新政権を樹立した最初の数カ月が大切だと考えています。新政権がいい方向に動くよう、私も微力ながら役割を果たしていきたいと思います。とりわけ、働く者の立場、福祉など、社民党の立場を反映させていきたいのです。「民主党単独」でなく「民主党中心」の政権を望む声が多いのであれば、その声に応えていきたいと思っています。
ここまでの総力戦を展開できたことに対し、関係各位にはあらためて感謝を申し上げます。この歴史的な転換点に、多くの皆さんとともに、すばらしいたたかいをできたことに、感謝しています。
この熱気と連携を瞬間的なものにしないように、ここ杉並で再起をかけて活動していきたいと思っていますので、引き続きの応援をお願いいたします。
2009年8月30日
保坂のぶと
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