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国会内の雑事が多くて、今日は守屋前次官の参議院証人喚問をすべて聞くことは出来なかった。ただ、テレビ中継で耳に止まったのは、民主党の浅尾慶一郎議員とのやりとりで、宮崎元専務と同席をした防衛庁長官経験者として「久間、額賀氏」のふたりの名前を挙げた。

額賀氏については、「昔の国防総省のジム・アワーが来た時に神田の料亭だったかに私が行ったら、宮崎さんが来た。そして、額賀さんが来て最初に帰っていった」と証言。また、久間氏については「2~3年前に旧防衛庁があった六本木の料亭で同席した」と証言した。元国防総省日本部長だったジム・アワー氏の名前も出てきて、宮崎元専務の接待は日米両国の国防・防衛のトップ層に及んでいたことも明らかになってきた。

そして、ミサイル防衛計画(MD)から米軍再編予算まで膨大な予算の行く先を嗅ぎつけ、先回りをして調達業者としての「随意計画」を待つという政官業のもたれあいの姿がかいま見えてきた。もちろん、山田洋行だけが接待や便宜供与をしてきたわけではないだろう。「防衛機密」「安全保障上の理由」をあげて情報開示しないことを許されているこの分野は、最後の大型利権の旧時代的な分配が行われているのが実態で、国会はその政官業のトライアングルの実態解明に総力をあげなければならない。

ところが、国会審議が止まっている。「棄てられた年金」をめぐって質問を準備して厚生労働委員会で舛添大臣に向けて、丹念な検証にもとずく質問を用意していたが、明日はどうも流会らしい。民主党提出の年金流用禁止法案の審議だから「与党による審議拒否」の色彩が強い。野党が審議拒否で抗議すると、「税金の無駄使い」を指摘するメディアは、この国会審議の緩慢な停止にしっかり批判をするべきだと思う。

仕方がないので、質問主意書を用意していこうと準備をしている。

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