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「法の通則法」で、最後の法務委員会審議が終わったはずだった。「共謀罪」の激動が嘘のように、静かな委員会質疑が続いた。ただ、いくらかの余波がない訳ではない。

 昨日、「民主答案・丸のみ未遂」の直前、自民党・公明党と民主党の実務者協議で議論した内容について何らかの形で確認しておきたいとの提案が、与党側からあった。まもなく会期が終了してしまうために、自民・公明の修正案も民主党の修正案も消滅し、政府案だけが与党多数の力で「継続扱い」とする。これまでの修正論議が残らないことから、委員会の議事録に残る形で発言を残したいとか、あるいは5月19日に出した与党再修正案を撤回し、与党再々修正案を提案するなどの案が出された。

委員会終了後、ひらかれた理事会では結論が出ないままに散会。「有終の美を飾りたい」という与党の言い分だが、「丸飲み」の次は「抜き打ち」でも困るので慎重に議論していきたい。ただ、会期末に突然に与党が強硬姿勢に転ずることはほとんどなく、次の臨時国会への「足がかり」を確保しておきたいという意図なのだろう。結論は、明日には出る。



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