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戸倉ダム、ダムサイト予定は紅葉が盛りだった(10月29日)

この1カ月の多くの時間を公共事業の現地からの再検証に費やした。「八ッ場ダム」(群馬県)、「泡瀬干潟」(沖縄県)、「成瀬ダム」(秋田県)、「戸倉ダム」(群馬県)と4箇所に出かけ、「成瀬ダム」を除く3箇所は『週刊朝日』のシリーズですでに掲載されている。来週以降は「東九州自動車道」など高規格道路のコストの謎に迫りたい。

超党派の議員連盟のつなぎ役として、3つの議員連盟の事務局長をしていた。そのうち死刑廃止議員連盟は、事務局長を民主党の若手、村越裕民さんにバトンタッチした。さっそく、千葉景子大臣への申し入れを進めている。日本にチャイルドラインを紹介し、全国に普及する媒介となったチャイルドライン支援議員連盟の事務局長は、小宮山洋子さんにお願いした。来週から会合・総会の準備を進める。そして、公共事業チェック議員の会は東日本を私、西日本を松野信夫幹事長(参議院議員・民主)と分担していたが、松野幹事長が続投することで活動を続けることにした。

これだけの引き継ぎをしていくのに、どうしても1カ月はかかった。組閣が終わり、民主党の役員人事も大方終わったタイミングで集中的に連絡を取り、入口にたどり着くことが出来た。これも、国会の中で快く煩雑な(懐かしい言葉だなあ)事務や、負担を気にかけずに「超党派の議員連盟」の存在意義をよく認識してくれている仲間がいてこその話だ。

民主党が文字通り「一人勝ち」したことで、超党派の議員連盟は与野党はのみならず、かつての「野党枠」であっても存続が難しくなってきている。しかし、この困難な状況の中で、11年間心血を注いで情報発信・政策提案をしてきた3つの議員連盟がスムーズに再スタートを切ったことは嬉しい限りだ。

「内閣一元化」「議員立法の禁止」などで、せっかく当選した与党議員の意欲ある活動の場が制約をされているという危惧がある中で、死刑廃止議員連盟はかつて2度にわたる議員立法の経験があり、チャイルドライン議員連盟は児童虐待防止法を生み出す母体となり、2度の見直し作業を超党派で進めていった実績があり、また公共事業チェック議員の会は「生活再建法」の起案準備や、「今後の新しい公共事業」の質的転換を議論することになる。

残っているのは「裁判員制度を問い直す議員の会」である。代表、事務局長の亀井久興さんと、私が落選してしまったために、活動が途切れてしまっているが、民主党側の中心人物だった原口総務大臣の呼びかけにより、ふたりが顧問に就任し、かつ郷原信郎さんも加わることから、「問い直す議員の会」の中心人物が再会することになる。「裁判員裁判の検証」をしっかり行えるように、この議員連盟も消滅させたくないと考えている。



(10月29日、総務大臣室で原口さんから「顧問」の辞令を受け取る)

國弘正雄さん(元参議院議員・テレビキャスター・同時通訳の神様・国際政治学者)と対談を開始した。対談というより、私が聞き手となって「戦後政治史」「アメリカ」「三木武夫」などの実像と、二度と繰り返すことのない歴史の現場をふりかえる作業だ。これから年末にかけて、対話を重ねていきたい。

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