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選挙が終わってから2週間がたった。幸いなことに、「これからどうするのか」「何か仕事を探さなければならないのではないか」と声をかけてくれる人も多くて、ありがたい限りだ。ここで少し、落選した前議員の懐事情を解説しておこう。国会議員であったのは衆議院が解散した7月21日までだから、選挙戦に入る前から給料は支払われなくなった。当選しなければ収入が途絶えるのは当然だが、退職金などはどうなるのか。今回は、議員在職中に1月10万円を7カ月支払っていた。あの「議員年金」の積立額である。このうち80%が払い戻されることになる。なぜ、7カ月だけなのかと言えば、小泉元総理の鶴の一声で「議員年金」が廃止されたから、10万円づつ納付する制度が終了したのである。

元国会議員だけが高額の年金をもらってのうのうとしているという批判の高まりもあって、国会議員年金は廃止された。ただし、廃止された当時「10年を超えて在職している議員」を除いて、ということになったので、当選4期以上は既得権を独占して、3期以下はゼロにするという乱暴なものだった。「議員年金廃止」でその思い切りの良さを讃えられた小泉元総理自身はのうのうと議員年金をもらうことになり(※)、当時10年に満たなかった私たちは「ゼロ」となった。今回落選した自民党大物議員たちも「のうのう組」である。国会議員年金廃止問題の裏に、こんな真実があったということは知っていてもらいたい。

(※小泉元総理が議員年金を受給するかどうかの判断は、本人の選択にまかされる。議員年金生活を選択せずに、私と同じように自分が払い込んだ積立金から20%を差し引いた金額を退職金として受給することを選択すると、議員年金受給は出来ないということになる。後者を選択すれば、「議員年金を返上した」という格好もとれるので、その点を書き添えておく)

今回の選挙は「カンパとボランティア」の徹底した参加を得ることが出来た。地元杉並区や以前活動していた世田谷区に限らず、全国各地から続々とカンパが寄せられた。その金額は、これまでのどの選挙よりも多かった。大不況の中で、このように力強い経済的支援を全国後援会の「保坂展人と元気印の会」を通して寄せていただいたことで、「選挙やるぞ、やるぞ」という臨戦状態で私たちを疲弊させ「兵糧攻め」にしようとした意図は見事に砕かれた。

これからは、活動拠点となる事務所を残して、支出をなるべく抑えて長期戦にそなえることになる。ただし、全国規模で2000人近くになっている全国後援会「保坂展人と元気印の会」の会員を中心に、少額の会費・カンパをなるべく幅広く集めて、アクティブな政治活動を展開出来るように基盤を整えていきたい。大勢の人々の支援を受けながら当選がかなわなかった選挙結果だったが、この機会に政策力を磨いて、政権交代下の連立政権の仕事を側面から支援していきたい。もし、参加出来る人がいたら御検討ねがいたい。

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