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3日続きで速報版「国会報告」を送る。14年ぶりの「越年国会」で会期末まで来た「給油法案=新テロ特措法」は当初の予定を昨日書いたような事情で変更しながら、参議院外交防衛委員会で採決され、野党の反対多数で「否決」となった。明日朝10時の参議院本会議で否決されて、衆議院に「返付」される。そして、衆議院議院運営委員会で野党側は「両院協議会」の開催を要求し、与党側はこの開催を拒む見通しだ。1993年、細川内閣で政治改革関連法案で両院議院協議会が開催されたが、2005年の郵政法案は衆議院で可決、参議院で否決だったが、両院議院協議会は開催されずに、小泉総理は衆議院を解散した。(憲法上、問題ありとの指摘がされているケース)

両院議院協議会の開催要求をしながら、衆議院議長に対する野党側の申し入れを行うことになるだろう。しかし、郵政解散で得た巨大議席を持つ与党は、この要求を数の力で押し切り、衆議院本会議において「再議決」の手続きに入る。まず、衆議院に返付された新テロ特措法を衆議院で「再議決」することを議題にする動議が提出されて、各党が討論に立つ。そして、この動議の採決の後で、「再議決」の採決を記名採決(自分の名前の入った青票=反対、白票=賛成)をひとりひとりの議員が持って投票する。明日、夕刻には50年・半世紀ぶりの「再議決」が成立するというシナリオなのだが……。

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