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この1年間、衆議院本会議となると私の隣には亀井久興国民新党幹事長がいた。本会議の議事を聞きながら、ずいぶんと意見交換をさせてもらった。亀井久興さんは、その識見や人格、政治家としての透徹した眼力を持つ人で、たちまち私の尊敬する政治家のひとりとなった。そこで、今年の春には評論家の森田実さんと亀井久興さんを呼んで「時局講演会」(2007年11月22日梅ヶ丘パークホール150人が参加)を開催するなどご無理をお願いしてきた。昨日、偶然に亀井久興さんとお会いする機会があって、社民党と国民新党の間でさらに連携を強めて、一致出来るテーマで議論を深めていこうということだった。今朝の社民党三役会・常任幹事会で議論をして、大いに進めていこうということになった。

今日の衆議院本会議では「郵政株式処分停止法」の採決が行われた。野党4党が賛成し、与党が反対した。国民新党は最後まで記名採決を求めたが、与党がこれを拒否して起立採決となった。そして、明日は「テロ特別措置法」と「金融機能強化法」の延長臨時国会の最大の懸案2法案が、まとめて衆議院の3分の2を使って再議決される。今年の1月に、テロ特別措置法を再議決した時は「問責決議案」の提出まで検討されて、緊迫して空気が流れたが、このままだと緊張感を欠いたままに流れ作業で終わってしまいそうだ。民主党の国会対応も、これまでちくはぐなことも多く、真剣な議論が必要な法案や課題もスルーしてしまう場合も少なくない。

明日の朝9時半より、国会議員会館にて国民新党と社民党の意見交換会を開催することにする。社民党は雇用対策、国民新党は経済・中小企業対策など互いの得意分野で互いに語り合う予定。「小泉構造改革」後の荒涼とした日本社会の暗部に光を当てて、一種のスピンアウトにも似た今日の社会停滞を打破するための視点、構想について地道な議論をしてみたい。

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