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明けましておめでとうございます。

2011年、兎年が皆様にとって実り多い年となりますことを祈ります。『どこどこ日記』をブログで書くようになってから6年目に入ります。どうぞ、ご愛顧のほどよろしくお願いします。昨年の4月からツイッターを始めました。わずか140字の中に主張をこめる表現は日本語に適していると言われ、わりと多く発信しています。緊急のお知らせやニュースを拡散するのはツイッターが適していますが、時系列の背景をたどり、論理的に伝えるツールとしてはブログが便利です。

 

昨年は、表現伝達の方法として、映像ドキュメントにも挑戦しました。『八ッ場ダムはなぜ止まらないか』(保坂のぶとが現場を歩く・発売元ほんの木)を自主制作して、11月下旬に発表したところ思った以上の反響があり、新聞各紙にも取り上げられました。見終えてから、テレビがなぜ報道しないのかを改めて疑問に思ったという人も多いようです。テレビは今、広告費の減収から「経費節減」をギリギリまで行なっています。取材の時間と労力をたっぷりかけたドキュメンタリーを制作するのは難しいと言われています。

 

この映像ドキュメントを制作してみて、実感していることがあります。それは、「活字や演説よりも映像の方が伝わりやすいテーマもある」ということです。今回のDVDでは、八ッ場ダムの上流にある品木ダムに堆積する土砂が高濃度のヒ素に汚染されていることを描きました。かつて私は、活字と講演などで何度もこのことを伝えてきましたが、やっぱり見てもらうのが一番早いようです。さらに、公共施設などにある大型プロジェクターで見てもらうと、音響効果も加わってよりよく見てもらうことが出来ます。

 

43分という時間にまとめたのも、公共事業・環境教育の教材として教室で見てもらいたいからです。また、統一地方選挙を前にして、市民派・環境派の議員がミニ集会をひらいて有権者と懇談するような使い方もイメージしました。さらに、予想しなかったのはDVDを見て、私の全国後援会である「保坂展人と元気印の会」に入会してくれる人が出てきたことです。

 

その後援会に入ってくれている約3000人の人々の力を得て昨年、一昨年と2年続けての国政選挙をたたかうことが出来ました。結果は思わしくなく、応援の力を生かせなかったのは私の非力が故でした。今日、新しい年の始まりにあたって、政治というものを幅広くとらえて、これまでにやれなかったことも挑戦していきます。

 

09年の総選挙後から縁あって『週刊朝日』編集部の勧めで、公共事業の現場を歩くシリーズを書いてきました。「八ッ場ダム(群馬県)」「泡瀬干潟(沖縄県)」「戸倉ダム(群馬県」「東九州自動車道(福岡県)」「諫早干拓・石木ダム(長崎県)」「品木ダム中和事業(群馬県)」「内海ダム(香川県)」と数々の現場を歩きました。その他にも、「死刑の刑場公開」「検察官適格審査会」「東京都青少年条例」「大田昌秀元沖縄県知事インタビュー」と情報発信してきました。

 

今年1月には、これまでにない領域に足を踏み入れます。うまく書けるかどうかわかりませんが、総力で仕上げて1月中旬発売号に書く予定です。(乞ご期待)

 

私たちが生きる時代を、どのように眺め、語らい、そして時代変革の道を歩むのか。語り尽くされた手法やパターンを抜け出して大いに試みてみるつもりです。

 

どうか、今年1年『どこどこ日記』を通してお会いし続けたいと思います。

 

2011年元旦                                                                       保坂のぶと

 

 



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